新型栄養失調
三大栄養素のPFCはみなさんもご理解してきており
しっかり、そのバランスも見られるようになっていますよね。
Pはタンパク質
Fは脂質
Cは炭水化物
この三大栄養素はしっかり取ってるのに、なんだか体が思うように動けない。歳かしら???
って思っている方も多い。
最近では、グルテンフリーをされていて、米粉ならグルテンもないから体に良いからと言って米粉を使った料理をいっぱい作っては食べている方も多いです。
そうなってくると本末転倒。
体に良いことをしているつもりでも、栄養失調になっているかもよ。というお話です。
5大栄養素
3大栄養素に加え、ビタミン、ミネラルを足したものが5大栄養素になります。
ミネラルはビタミンと同様にごく微量に身体に存在する栄養素で、
『からだの調整に欠かすことのできない栄養素』です。
人の体は、酸素、炭素、水素、窒素の主要4元素でできていて、残りの5%がミネラルで構成されています。
たった5%という勿れ、体にとってはこれがとても必要なんですよね。
自然界に100種類以上あると言われていますが、なかでも体の調子を整えるために重要な役割を担う16種類の栄養素は、「必須ミネラル」と呼ばれています。
そのミネラルが不足するとどうなるのかというと
貧血、低体温、抗うつ、肌荒れ、肩こり、口内炎、体重増加、免疫機能低下などがおきます。
現代人は慢性的なミネラル不足でいわゆる新型栄養失調なんです。
ミネラルは体内で合成されることはないので、摂取するには、食事やサプリメンから摂取しなければなりません。
本来、バランスの良い食事からビタミンやミネラルを補う事が好ましいですが、冒頭でも話したように、現代の人は米粉を使った食品を作ってはそれを主食にされたり、大量生産大量消費の時代に入り、食べやすさ、味の良さ、野菜の育成のしやすさなど、野菜の品種改良が行われ、ヒトに好まれる野菜が作られる一方で、栄養素が減ってしまってしまっているんです。
それにより、ミネラルの欠乏が進んでしまったんですよね。
そしてこの話もしておかなければいけないのですが
有害ミネラルの摂取も増加しているのです…
重金属の問題です。特に魚介類には工業排水などに微量に含まる水銀が、食物連鎖の過程で蓄積してしまうという問題があります。
こうなってくると何を食べたらいいの?
と諦め半分になってしまう。
魚に関しては、できるだけ小さい魚を食べること。
土臭い野菜が苦手という人が多いけど、
できる限り綺麗じゃない無骨な野菜を選んだり、
自然農法を心がけてらっしゃる農家さんを見つけることも大事。
そして、できれば良いものとはいえ、精製された食材は使わない。
米粉とはいえ、加工品。使う時はよく考えて適度に使う。
そんなふうに工夫していけば、少しずつ体も改善されていくのかな。と思います。
そんなことやっても。と言わないで、
コツコツ日々私たちが口にするものを
嗜好品から体のための食品に変えていき
食べ過ぎず食事を楽しむことが大事かなぁ。と思います。
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