次から次へと地魚料理が出てくる至福の宿ごはん
ー1番おいしかったのは、骨ごと食べられるオコゼの唐揚げー
瀬戸内海旅行シリーズ第6話。
(第5話はこちら)
この日の宿はしまなみ海道にある大三島の宿「茶梅」
宿に着いて、夜ごはんまでに時間があった。
旅の疲れを癒しに宿の近くの銭湯へ。
宿に帰ってくる頃にはすっかり夜の装いに。
そして楽しみにしていたお食事がスタート。
最初は刺身から。
はまち、いか、さわら?、えび、真鯛、カンパチ。
さわらの炙りがおいしくて、家でも炙りが食べられるように炙りバーナーを買おうと決意。(後日談、この前ちゃんと買った。)
カンパチは脂のりがやばかった。
刺身を食べたときのおいしさを脂のりでしか表現できないの、どうにかしたい。
続いて小鉢(つき出しって言うのかな?)
うなぎときゅうりと梅くらげ。さっぱり酢の物。
うなぎはやっぱりおいしいし、うなぎときゅうりってなんでこんなに相性いいんだろう。
そして釜に入っていたのは鯛めし。
序盤だけどできたてのうちに食べる。いろんな料理の間にちょこちょこ挟みながら。
鯛のうまみたっぷりで、問答無用のおいしさ。
続いてタモリという魚の煮付け。
タモリは「セトダイ」とも言うらしい。
やわやわほろほろで、あっさりした味つけで、柚子がほのかに香った。
柚子がある国に生まれてよかった。
お次は茶碗蒸し。
この中にもうなぎが入っていて歓喜。
まだまだ行きます。お次はオコゼの唐揚げ。
これ、たぶんメインディッシュなんだけど、メインにふさわしくめっちゃくちゃおいしかった。
三枚おろしにした身をそのまま唐揚げに。
さっくさく。
「骨も食べられます」と言われて食べた骨せんべいは、やわらかいのか何なのか知らないけどボリボリ食べられて、香ばしくて、なんなら身よりもおいしかったかも。
もっと食べたい。
メインが出てきたので、ここからは〆に差し掛かるのかなと思っていたら、またメイン級が登場。真鯛のお頭焼き。
真鯛は頭のおでこの部分が1番おいしいって聞いたことあったけどマジだった。やわほわ。
カマとかほっぺ(ほほ肉?)とかまで食べ尽くしたと思う。
真鯛の廃棄率に勝った自信がある。
(ちなみに調べたら、真鯛の全重量のうちデータ上の廃棄部分は55%らしい。余裕で勝ったわ。)
ここにきて「お鍋に火をつけますね」と言われて、机上にずっとスタンバイされていた鍋の存在を思い出す。
鴨鍋。
脂身はあっさりしていて、それでいてうま味もあって、満腹になりかけている胃に優しくもありながら、お肉にかけられた期待にも応えてくれる。
このあたりで「鯛めしは食べきれなかったらおにぎりにもできますよ。」と教えてもらう。
でもその頃にはほとんど食べ終わっていて、「食べれちゃいそうです。」と。
どんなにお腹がいっぱいでも食べたくなるおいしさ。
しかしさすがにもう満腹、、と思ったところで真鯛のあら汁。
この一切れの真鯛すら苦しかった。
ここにも柚子の皮が入っていてキュン。
〆は甘いもの。手作りの抹茶ムース。
このくらいのちんまりさ。
ごはんでお腹いっぱいになっていないときだったらもう少しボリュームのあるデザート(スポンジケーキ系とかもち系とか?)を欲していたと思うけど、今日のごはんにはこのくらいのテンションのデザートがあっていた。
凛としたカットにしゅわしゅわの口どけ。
フィニッシュ・・・!
部屋に帰ってふとんになだれ込んで1日を終える。
明日のことは明日考えよう。
・・・
次回はしまなみ観光後半戦!(グルメは少なめ、旅行話多め)
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