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崎陽軒のシウマイ弁当と旅のはじまり

ー発車を待てずに食べ始めたー

繁忙期の朝の新幹線。

思い返せば指定席の残り1席を勝ち取ったところから始まった私の一人旅。

東京駅に着くまでは、「お昼ごはんもおいしいお店を予約しているから、朝ごはんは抜きか大船軒のサンドイッチくらいにしておこう。」と思っていた。

が、東京駅の駅弁売り場を見ていたらあっという間に気が変わった。

「崎陽軒のシウマイ弁当」があったからだ。

この駅弁、実は初めて食べる。

3年前に読んだ森下典子さんの食エッセイ「いとしいたべもの」にこのお弁当の食べ方への熱いこだわりが書かれていて、それからずっと食べてみたいと思っていた。

即買い。(意志薄弱)

ホームの待合所で食べるか迷ったけど風情を優先してがまんした。

やっぱり駅弁は走行中の車内で食べるものでしょう、と。

しかし席に着いた瞬間発車が待ちきれなくなって食べ始める。(またも意志薄弱)

お願いだから隣の席の人乗ってきませんようにって思ってたらほんとに乗ってこなかった。やっぱりごはんを食べるときは気になってしまう。

そんな安心もぐもぐタイムも束の間。

上野からお隣さん登場。わずか5分の自由時間だった。

・・・

シウマイ弁当の食べ方には色々とこだわりがある人も多いみたい。イナダシュンスケさんもよく語っていたなあ。

私は、お弁当はやっぱり好きな具を残しておきたい派。

嫌なことは先に片付けて、さあいよいよ始まりましたって感じで食べたいのだ。

なので今回の場合は、おいしそうな唐揚げをなんとなく残しながら食べ進める。

シウマイ様は冷めててもおいしい。

味の濃さが具によって違うタイプのお弁当だなと思った。一緒の方がいいと思う派なんだけど、これはこれでいいのかも。梅干しと、ガリと、昆布と、鮪の照り焼きは濃いめでしょっぱかった。この鮪、味噌の味がした気がしたけど気のせいかな?

ごはんももちもちでおいしい。あんまりご飯食べるタイプじゃないんだけど、このお弁当の具に対してこのご飯の量は足りない。

筍煮はさつまいもの甘露煮みたいな優しいほくほくした甘さ。なぜかお正月感があった。途中までおかず枠だったけど、途中でご飯が足りなくなってきたので、ごはん枠にチェンジ。

卵焼きもおいしかった。最後の方に残しておけばよかったと後悔。

あんずシラップ和えは、経費削減したくなったときにカットしてもいいと思った。(ただの私の好みの話)

てか食品成分表示ってこれでいいんだっけ?

お品書きのような・・・。

最後に唐揚げが残ったときの喜び、マリオで敵を倒してって後はあの旗に飛び乗るだけ!みたいなイージーな気持ち。

食べ終わって、すぐ到着するくらいが理想なのだけれど、上野の次の駅に着く前にはもう食べ終わってしまった。

ので、ひとねむり。

・・・

旅のはじまりは駅弁に限る。

ずっと食べたかった崎陽軒のシウマイ弁当も食べてしまったし、次は何の駅弁を食べようかな。

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