
カウンセリングと診察の記録(9/12)
『どうでした?』
「今週は、悪夢で目が醒めてしまったり、その後寝られなかったりして、あんまり睡眠がよくとれませんでした。」
『悪夢は、決まって同じ夢だったりしますか?』
「シュチュエーションは違えど、恋人に別れ話をしてひどいこと言われる夢と、過去の出来事の相手の夢ですね。」
『実際に別れ話をしたことってあります?』
「過去の出来事が発覚したあとに、暴力振られて、それはさすがに怖いからもう一緒に居たくないって言いました。
そしたら、お前どの立場でもの言ってんだとか、俺のこと舐めてんだろとか、何時間も怒られて、自分が悪いのかって思って我慢するように…」
「最近は、恋人と一緒に居ても幸せにらなれないし、別れたほうがいいんだろうなと思うようになってきました。」
「今までは、彼じゃないととか思っていたんですけど、そんなことないよなって思えて、もし付き合えていけたとしても、事あるごとに過去の話をひっくり返されて、びくびくしながらすごしたりするんだろうなって…」
『そうなんですね。前までは彼じゃないと〜って思ったけど、そんなことないなーって思えて。冷静に考えられてますね。』
「…でも、心のどこかで、自分がもっと強くなって、彼も変わろうとしてくれれば、もしかしたらって思っちゃうところがあって…だから、別れれまでの決心がなかなかつかないんです。」
『相手が変わるか変わらないかは彼自身がどうにかしなきゃいけないので分からないけど、〜さん自身は変われると思います。』
『強くなったら、付き合い続けたいですか?』
「…強くなれたら、彼にこんなには執着しないかもしれないです。」
『いまは執着してる気持ちが強いのかな?』
「好きは好きで…それはずっとあって。でもそれだけじゃなく執着している気持ちもあると思うんです。」
『そうなんですね。それは葛藤しますね。』
『彼のどんなところが好きですか?』
「そうですね…、一見適当そうに見えるんですけど結構真面目なひとで、あと、職場のひととか友達とかに対してはすごく丁寧なんです。落ち着いてるときは、一緒にいて楽しくて。」
『内と外で結構違う感じなんですかね。外だと人当たりも良くて社交的で、そういう姿を見るといいなって思ったりするのかな?』
「そうですね…落ち着いてるときは落ち着いてるので。彼自身も、元々はそういういい人で、ショックな出来事のせいで荒れちゃってるのかなって思ったり…」
『それって、でも彼次第って感じですかね?そうすると、彼の機嫌取らなきゃとか我慢しなきゃって思っちゃいそうだなって思いました。』
「たしかに…そうでした。私自身が元気がなかったり機嫌が悪かったりすると、それがきっかけで怒りだすので、元気がなくても元気に振る舞ったりとか嫌なこと思い出して涙出るときも彼の前では泣けないのでお風呂場で泣いたりとか…」
「サッカーのW杯のときに、サッカーのルールとかW杯の順位の付け方を知らなくて、彼に聞いてたんですけど、わたしの反応が微妙だったのがきっかけで怒り出しだして、結局過去の話ぶり返してまた怒鳴って…」
『それってちょっと理不尽な感じがしますけど』
「きっと彼の中では色々繋がったんだと思います。そういうの知る経験もないから騙されたんだろうとか思ったのかも…」
『それで怒り出すと、イライラされたり?』
「その日は、駅で怒鳴り散らして終わりました。終電近くてひとが居なかったから騒ぎにはならなかったんですけど…」
『怪我とかって?』
「過去のことが分かって暴力振られたときに、ガラスのコップ壁に投げつけて、血が出たり」
『それはすごい怖かったですね。』
「…あと、性行為を、痛いって言ってるのにやめてくれなくて、それで擦れてしばらく痛くなってしまったり…」
彼から受けた暴力って、過去の出来事が発覚したときの一度だけだと思っていたけど、カウンセリングで話しててこれもそうだったかなって思った。はじめて人に話した。
『そうだったんですね。暴力だったり人格を否定されるような暴言だったり、そういった身の危険を感じるときはその場から離れていいと思います。
今、話聞いてて、すごく怖かったなって恐怖を感じますし、相手に対しての怒りも感じました。
今まで受けたことも十分大変でしたけど、これ以上大事に至らなくてよかったです。ここに来てくれてよかったです。』
素直に、ありがたいなと思った。
たしかに、たしかにそうだよな…。
『今ここで落ち着いて話してみてどう思いますか?それでも自分が我慢しなきゃいけない?』
「…わたしの過去のせいで傷ついてしまったにしろ、それを理由にわたしを傷つけていい理由にはならないと思います。」
『それってその通りで、〜さんを傷つけていい理由にはならないです。』
ここらで時間でした。
カウンセリングで話すと、彼への気持ちが冷静になります。
以下、診察。
『どうでした〜?』
目が醒めて寝られなくなってしまうことを伝えた。
『しばらく睡眠薬飲んで寝るようにしましょう。睡眠取れないとそれだけでエネルギー削られるので。』
食事、便通は順調なので、それはOKでした。
『やっぱり血圧もちょっと高めですね。』
昨晩は、睡眠薬飲んで寝たので、ちゃんと寝られました。睡眠薬の効果が出るまでと出始めてからが、なんだか怖くてなかなか使えなかったのですが、今は薬に頼ることも必要なようです💊

また来週、診察とカウンセリングです。