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言葉はプレゼント


こんばんは、ちゃんちーです。

プレゼント選びってとても楽しいですよね。相手の喜ぶ顔を浮かべたり、伝えたいことを何を渡したらうまく伝わるだろうと悩んでみたり。渡すまでにストーリーがあって、渡したものに意味があって、そう考えると誰かにプレゼントを渡すことってとても素敵だなって思います。せっかく渡すなら相手に喜んでもらいたい。そう思う人は少なくないはず。私もその一人です。

話は少し変わりますが、”言葉”って私たちが日常的に相手に渡しているプレゼントだと思っています。言葉があるから想いや考えていることが伝えられる。ただ、言葉は無意識にでも出てきるというか、プレゼントだと思って一言一句に気を使って発言している人はそんなに多くないのかなと思っています。正直私もその一人です。

ただ、言葉は相手を喜ばすこともできれば、時には傷つけることもできる。意図して傷つけることもできれば、意図せずとも傷つけてしまうこともある。だからこそ、私たちの日常に溶け込む非常にお手軽なプレゼントである”言葉”に、ちゃんと想いをのせて大切に選んで相手に渡したいなと、思った話をします。

最近、『LGBT(エルジービーティー)』という言葉に意識的に目が止まるようになりました。人の性自認や性的指向に関する言葉で、そこに自分の関心があるのだと思います。ヒトの性別を男と女の2極化するだけでは、本当の意味でのここ人の性的指向が表せないため、外見だけでは性的指向を判断せずもっと内面の指向も考慮して分類を増やそうよ、という意味でLGBTという言葉が誕生しました。どうやら今は『LGBTQIA+(エルジービーティーキューアイエープラス)』として、更に分類が多様化しているという事実を、最近知って驚いています。というかそもそも人間をいくつかに分類しようとするんじゃないよ、という価値観が出ているみたいですが、今この進化を知って驚くという、自身の知識の遅れに焦りました。

そして、いまだに男女平等とか、女性活躍と言っているのに、活躍が実現されていない日本の社会は、本当に本当に本当に、、、、遅いんだろうな、、、、と実感しました。

社会というと大きくて自分はその一部だからなと当事者意識は持ちづらい感覚がありますが、その一部の集合体が社会なだけで、私たちの何気ない価値観が社会を作っているんだろうなと思うと、1社会人として意識を改めていきたいなと思っています。

LGBTQIA+という観点から、海外では相手のことをSheかHeの2つで考えるのではなく、一人のことを指す場合でもtheyを使うということをよしとする考えもあるようです。私としては、その話なんか聞いたことあった気がするようないような、という感じで、聞いたことがあったとしても記憶の遠い宇宙の彼方に消え去っていました。それくらい意識せず生きてきたなと。今英語で訳せと言われたら、SheとHeのどちらを使うだろうか、といしか思わなかった自分を想像して、ぞっとしました。

そんな価値観で過ごしてきたので、もしかしたら誰かを知らず知らずのうちに枠にはめたり傷つけてしまっていたのかもしれないな、と。私たちが何気なく使っている言葉は、ただの想いを伝えるための”箱”であって、中身である想いを相手のことを思ってちゃんと考えて、それを表現する最適な形で届けてあげないと、もしかしたら受け取った相手が気持ちよくない思いをすることもあるのだなあと気づきました。そして、

ITの力やコロナなど不確実要素の高い中、社会はどんどん変わっているけど、そういえばそれにともなってちゃんと言葉は変化していっているのか?と疑問に思えてきました。そして、その時代変化にあった変化ができない中で同じ言葉を従来と同じような表現で使い続けていては、ある種の大きな歪みが生まれるのだと感じています。その歪みが人を傷つけたり、枠に押し込んだり。そこで生まれた負の感情は負の感情を呼んでしまうので、社会全体に良い循環が生まれない。そう思います。

ただ、言葉は、意思疎通のために共通認識できる意味をもつ必要があるため、簡単に変えたり、新しく作った言葉が社会全体に普及するには時間がかかります。だからこそ、”言葉”という箱が変わるの待たず、私たち一人一人が相手に渡したい”想い”とその”渡し方”を考える必要があるのではないでしょうか。そんなことを意識しならがら、相手のことを想いながら、自分の使う言葉を丁寧に選んで生きてみることって、なんだかとっても素敵だなと思います。

言葉の新しい意味が普及するのを待つのではなく、個人が丁寧に言葉を選び、お互いに尊重しあい人々が気持ちよく生きられる社会の風土になるよう、私もこれから意識して使う言葉を選んでいきたいと思います!

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