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もしも、こんな奴がいたら【第9話 金髪の室井さん】

熱が冷めないうちに書こう。今日サクラは、ある映画を観て心臓が痺れた。ネタバレにならないように気を付けて書くけれど、少しのネタバレも嫌な方はここまでに。


多くの日本人の心臓を痺らせてきた「踊る大捜査線」は、いつの時代に観ても素晴らしい作品だ。令和の今、「室井慎次 ~敗れざる者~ 」が公開した。心臓が痺れた。


この映画の主人公、「室井慎次」さんによく似た人を知っている。彼は、金髪のよく似合う男だった。サクラに夢をたくさん語った。


突然ですが問題です。日本人の再犯率を知っていますか?

答えは約50パーセント。


50パーセントですよ?多いと思いませんか?でも、これが現実なんです。服役し、出所した人々はどこへ行くと思いますか?働く先が簡単に見つかると思いますか?だから、再犯するんです。また盗みをしたり、人を騙したりしてしまうんです。


金髪の室井は、この現実を変えたいという。金髪の彼は、出所した人々が働ける環境をつくりたいという。室井慎次さんのような警察ではないけれど、金髪の彼と室井慎次さんが重なったんだ。



佐々木希さん演じる「森麻絵」によく似た人や、青島刑事によく似た人も知っている。色んな人の人生と、この映画が重なり過ぎて感動した。感動し過ぎて涙が1リットルは出たと思う。続編の「生き続ける者」も必ず観ようと思う。そして、金髪の室井のことも思い出そう。人生って映画だよなぁ。自分の人生を、自分だけの映画にするんだ。そんな人生を歩みたい。


心臓が痺れている間に書けたから、魂が込もっている文章になったかな。どうかな。誰かに届くといいな。


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