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waratsutsumi
【随想】本のほとり#3|安田浩一 金井真紀「戦争とバスタオル」
♪さる・ゴリラ・チンパンジーはもう歌わない。
きっかけは、この本。
「戦争とバスタオル」 文 安田浩一、文と絵 金井真紀 (亜紀書房 2021年)
子どもの頃、母方の祖父母の家に行くと、仏間にセピア色の若い兵隊さんの写真が飾ってあった。その兵隊さんは祖母が最初に結婚した青年であり、戦死してしまった人である。若き祖母は夫がなくなったあともその家に残り、そこで婿養子を迎えた。その婿養子が私の祖父である。つまり、私は若い兵隊さんが生きて帰ってきていたら生まれなかった命である。
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