【受験生】学習計画表って必要?
起立!気を付け!礼!
よろしくおねがいします!
どうもカメレオンマン4℃12です。
(「その名前何やねん!?」って思った方は↓を参照してみてください)
今日は受験生の学習計画の立て方と実践というテーマでお話してみます。
4分程度で読み終わるはずなので、よろしければどうぞ。
まずは目標(ゴール)設定
受験でも旅行でも何でもそうですが…
やっぱり誰が何と言おうと、何事にも目標(ゴール)は必要です。
ゴールが決まっていないのに、到着することなんてありえません。
「北海道に行こう!」って目的地(ゴール)が決まるから
「何時までに到着すればいいのか?」「どの交通手段を使おうか?」とか
方法・手段について検討することが出来ます。
なので、どういう形であれ、目標(ゴール)は絶対必要です。
ただし、ここでいう目標っていうのは
「自分は○○という仕事に就きたいので、○○大学△△学部で××を学びたいんです!」
みたいに、ハッキリと決まっていないといけないっていうものじゃなくてもいいと思います。
これはあくまで僕の持論ですが…
っていう風に考えてます。(ここについてはまた別の記事で…)
なので、「学習計画を立てて、受験勉強を頑張ろう!」って思ったその時点で「ここかな」という進路を決めて、暫定的にそこに向けて進んでいけばいいと思います。(もちろん、様々な選択肢を吟味した上でより明確に決まった進路に進むに越したことはないのですが…)
計画表作成、そして実行へ
「じゃあ早速計画表を作って、受験勉強!」
と行きたいところですが…
「計画を立てよう!」って時は、やる気の最大瞬間風速が出ている時で
「じゃあ、英単語を1時間…数学演習も1時間は必要だし…あと理科も…」
と色々と計画表に詰め込んでしまいがちです。
で、いざ取り組んでみたら、現実味のない計画の前に撃沈…
(これはみなさん経験あるはず笑)
ということで、前置きが長くなりました…
僕は次のように進めていくようにお話しています。
①学習記録(学習履歴)を残す
暫定的な計画を立てて、とにかく1週間の学習を記録することから始めます
やっぱり何事にも「たたき台」「前例」がないとなかなか進まないよね!ってことです。会社の決算でも今年度の決算報告書があって、それをベースに次年度の予算案を出すわけで…「俺の時はこうだった。」という前例をベースに子どもに教育をするわけで…(これは危険な側面もありますが…)
やっぱり、前例がないと学習計画も「絵に描いた餅」になっちゃうので、実際に自分がどれだけ学習できたのかを「見える化」して、それを改善していく形で「計画⇔実践」を進めていくことになります。
②遂行可能な学習計画作成
次に上記①で実施した自分の学習記録に基づいて、1週間の現実的な計画を立てて実行していくことになります。一気に一か月分とかの予定を立てるのではなく、1週間ごとに計画を立てていくことをお勧めします。やっぱり人間なので、日によって取り組みに波が出てくるんで、「前週の実績に基づいて、次週の予定を修正していく」というサイクルを繰り返すのが良いかなと思います。このサイクルにおいて、「自分の(暫定的な)目標」と「目標達成までに残されている時間」を考慮しながら、1週間計画を改善し、目標まで一歩ずつ進めていくことになります。
下記で紹介する『受験計画の立て方』によると、1週間計画は「1週間を平日5日分だと考えて、土日はその5日分の復習や予定通り進まなかった時のために空けておく」のがいいとされています。また最初は「自分がやろうと思った量の5、6割」で計画するくらいがちょうど良いとされています。この辺りは、学習記録(履歴)が積み重なってくると必然的に計画の精度も上がってくるので、個人の状況に応じて調整すればいいと思います(重ね~た日々がほら~導いてくれる~♪ by スキマスイッチ)。
③課題を細分化して、すぐ終わるやつから潰していく
実際に計画に応じて学習を進めていくことになるわけですが、ここで大事なのは…
「課題の細分化」と「雑魚キャラから倒していく」の2つです!(みなさんご存じ「スモールステップ法」とかいうやつです)
いざ「学習しよう!」って思っても、特に最初のうちは、なかなか思うように行動につながらないことが多いんです。誰でもそうですが「意識」しないと怠けちゃいますし、やっぱり「意識する」というのは脳にとって大きな負担になるんですね。(一説では脳のエネルギー消費量は全体の20%もあるらしい…)
だからほとんどの人が「意識」するっていう「負担」に負けて、途中で止めちゃうんですよね。
続ければ誰でも絶対に「習慣化(無意識化)」されるんです(一説によると18日~80日くらいかかるとかかからないとか…)。
(この辺についてはこの動画とか見てみてください。)
よくある例ですが、「歯磨き」も小さい頃に泣いて逃げ回りながらも、親が捕まえて、毎日やってきたからみなさんにとっての「習慣」になったわけです(おかんありがとう…です)。
でも、みんな「習慣化(無意識化)」されるまで、もう一歩のところまできて辞めちゃうんですよね。
だから、「課題の細分化」と「雑魚キャラから倒していく」っていう「スモールステップ法」が大事なんです。
ステーキも一枚丸ごと食べると口に入らないし、消化できないから、一口サイズ切って食べますよね?
ドラクエとかポケモンとかでも雑魚キャラを倒して、レベルアップして、ラスボスに挑みますよね?
勉強に関しても全く同じなわけです。
具体的には「英単語とかすぐ終わるもの」とか「自分が得意な、好きな教科の課題」とか楽勝に終わらせるやつから始めるんです。そうして、勢いがついてきたら「数学とか長文とかじっくり考えるもの」とかに取り掛かっていけるはずです。
何事もスタートが一番エネルギー食うんですね。自動車だって動き出すところが一番ガソリン食うし、自転車だって漕ぎ始めが一番力いるし…
このハードルで引っかからないようにしないといけないんですね。
で、動き始めたら、多少スピードの前後はあれ、完全に止まらないようにするのが大事なんです。一回座るとまた立ち上がるのはしんどいんで…
なので、極論言うと…受験とかがまだ遠い高1~高2前半とかで、なかなか家庭学習が進まない人には「家帰って、机の上に教材を開くっていうのが出来たら、もうそれでOK」って言うたりしてます。
「勉強ゼロの日がゼロ」っていうのが「習慣化(無意識化)」っていう点では大事だと思ったりしています。
学習計画表の具体的なツール
じゃあ具体的に何を使って学習計画表を作るかということですが…
ここで僕がこだわっているのは「やっぱりデジタルよりもアナログ」・「見える化(終わったものから消せる)」っていう2点です。
Googleカレンダーなどもいいんですが(僕はこれと紙とのハイブリッド)
やっぱり子ども・生徒にとって「スマホ」を開いて学習計画を管理するというのは実際の「学習計画表」に辿り着くまでの誘惑が多いし、道が入り組んでて辿り着かない可能性があります。
(Youtube・Instagram・TicTockの誘惑から逃れて辿り着くのは子どもにとってはほぼ無理ゲー笑)
その反面、紙に印刷された「学習計画表」は舗装された一直線道路です。交差点がないので右折も左折も出来ません。なので、目的地までぶっ飛ばしてダイレクトに短時間で辿り着くことができます。
あとは、終わった課題を二重線で消していったりして、自分の努力が簡単に見える化できた方が前進している感が強くなり、継続しやすいですね。
ということで、僕のオススメは次の3つですかね(全部実際に使ってみました)。
①『受験計画の立て方』和田秀樹さん
https://books.rakuten.co.jp/rb/13223842/
精神科医でありながら、自らの塾も経営されており、多数の受験に関する著書がある和田秀樹さんの著書は非常に多く参考にさせていただいております。
この本には巻末付録に実際に和田さんが塾で利用する「学習計画表」がいくつか付いているので、そのままコピーして利用したり、HPからダウンロードしたりして使うことが出来ます。僕が今利用している学習計画表(Excel)の土台はこの本を参考にさせてもらいました。
②NOLTYスコラ 手帳
これは市販されている「学習のための手帳」です。手帳の形式は3パターンほどあって、目標や反省点を記載したり、学習時間を記録したりできるようになっていて、一度買ってしまえば、その他の手間はなくなるので、その点では楽です。
③Excelのテンプレート(カレンダー)
Microsoft OfficeのExcelに元々備わっているテンプレート(カレンダー)です。
最初は上記①・②とかを土台に使用してて、改善点を反映させたり、自分の生徒・子どもに合わせてカスタマイズしたりしていくといいのかなと思います(僕も実際にそうしています)。多少のExcelのスキル(関数やマクロの知識)があれば、大人数の生徒の管理も楽になってオススメです(興味がある人がいれば実際利用しているファイルもご紹介できれば…)。
まとめ
ということで、少し長くなりましたが、本日のまとめをしておくと・・・
①消去法、暫定的で構わないので目標を設定
②1日ごとの課題に細分化して簡単なものから一つずつ潰していける(スモールステップ)
③「勉強ゼロの日をゼロ」にすることで、習慣化(無意識化)
ということでした。
受験までの期間を漠然と捉えるのではなく、1日ごとの課題に細分化して合格を勝ち取りましょう。
では、
起立!気を付け!礼!
ありがとうございました!
参考:よりミクロな視点で「勉強を一時中断する時のテクニック」についても話しているので興味がある方は宜しければこちらもどうぞ!
ほんまにありがとうございます。いただいたサポートは全て、これからの未来を生きる若者・子どもに還元します。