私と娘は違うんだ
20代の1番辛かった頃から、回復してゆく過程で、私は沢山心理療法のお世話なった。
その頃、まだネットの情報も今程なく、たまたま出会った友達から教わり、恐る恐る初めて心理療法を受け、あまりの効き目に驚き、それからは、その手の本を読み漁り、心の世界をもっともっと知りたくなり、自分自身でも出来るようになりたくて、セラピストの講座に参加したりもした。
心の問題の多くは親との関係で、私はセラピーを受ける前から母との問題を自覚していたので、ここに向き合うのは本当にしんどい作業だった。
今も価値観があまりにも違う母とは仲良しというわけではないけれど、ごく普通に穏やかなつきあいだ。
そして、今の私はちゃんと大切にされ、愛されていたということが理解できている。
特に自分が、母になり子供を育てるようになってからは、母の気持ちが良くわかるようになり、自然と感謝の気持ちがわくようになり、以前のようなわだかまりはもうなくなったようだ。
心理セラピーを学んだ私は、自分の子供に私と母のようにならないようにしなくては!!
娘にあんな苦しみを味わってほしくない!
という気持ちがたびたび出てくる。
特に長女とは、よくその問題にぶつかる。
昨日もちょっとした事があって、そしてこんな記事を書いている。
娘を傷つけてしまったかも、トラウマを作ってしまったかも、と小さな罪悪感…
でも、娘は小さなときの私とは違う。
私も、母とは違う。
そんな時、私は心が落ち着いてから、必ず言う。
ごめん、ママの問題で、あなたは何も悪くない。
娘は言う。
うん、まだモヤモヤしてすっきりしないけれど知ってる。
しばらくすると、落ち着いた娘がやってくる。
もうモヤモヤしない。ギュしようとハグし合う。
きっと何にもない親子なんてどこにもいなくて、色々あって当たり前だ。
未熟な私はどんなに気をつけようが、子供たちを傷つけてしまうことがあるかもしれないけれど、絶対大丈夫だということを知っている。
私と母が今大丈夫なように。
そして子供の頃の私と娘は違うということを知っているから。
今日もありがとう✨
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