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11.なぜ適応障害になったり、転職を失敗したのか、反省すべき点。
新卒で特別養護老人ホームに就職し、2か月半で適応障害になり休職。
休職してから3か月半で転職先が決定。
1か月、初任者研修の学校に通って資格を取り、その後、デイサービスを1日で退職。
どうしてこのような事態になってしまったのか、振り返っていこうと思います。
就活で自己分析が足りなかった
大学で介護について学んだわけでもないまま、ただやりたいという気持ちだけで、特別養護老人ホームに就職しました。
まず、そこに問題があったと思います。
コロナ禍で実際に現場を見ることができないまま、就職を決めてしまいました。
3回あった面接も全てZOOMで非対面で行われました。
後に、双極性障害と診断された私にとって、毎日思いがけないことが起こる介護の現場は向いていなかったと思います。
やりたい、という気持ちだけでは仕事はできないんだなと反省しました。
100%のエネルギーで仕事をしてしまった
新卒で入社した特別養護老人ホーム。
利用者さんの命を預かる仕事であるため、100%のエネルギーで仕事をしてしまいました。
100%のエネルギーは、ずっと続けることができません。
なぜなら、心と体が疲れてしまうからです。
休みの日も、体と頭が痛くて仕方ありませんでした。
結果的に、休職をして退職しましたが、利用者さんにとっては、100%のエネルギーで介護をして、心と体に限界がきて辞めてしまう介護士より、
少ないエネルギーでも、安定的に長期間、介護をしてくれる介護士のほうがいいと思います。
私は勘違いをしていたなと反省しています。
仕事で手を抜くのが下手だった
これは研修をしてくれた上司に言われたことです。
「手を抜くのが下手!それじゃ仕事が続かないよ」
その通りだと思いました。
しかし、命を預かる仕事で気を抜けないし、業務はたくさんあるしで、どこで手を抜けばいいのか分かりませんでした。
0か100で考えてしまう癖があり、その思考が適応障害に繋がってしまった原因のひとつかなと思います。
傷病手当金をもらい続けて、ゆっくり休むべきだった
特別養護老人ホームで休職をしていた際に、なかなか傷病手当金の書類が送られてきませんでした。
メールで催促しましたが、事務の人はメールを在宅ワークの時しか見ないため、気が付かなかったそうです。
当時は、電話で催促する勇気がありませんでした。
そこがいけなかったんだと思います。
傷病手当金は、会社から支給されるのではなく、健康保険から支給されるものです。
なので、もっと強気に催促するべきだったと反省しています。
傷病手当金は最大1年半もらえるそうです。
私は、2週に1度、上司に電話しなければならず、その時の上司の圧が怖くて、3か月で退職してしまいました。
上司からの圧なんて無視して、傷病手当金をもらいながら、ゆっくり適応障害を治すべきだったなと思います。
焦って転職活動をしてしまった
傷病手当金の書類が送られてこず、申請ができないため、金銭面が厳しくなっていきました。
その結果、生きるために適応障害が治らないまま、焦って転職活動をしてしまいました。
その結果、自分にはできない仕事(デイサービス)を選んでしまいました。
初任者研修の資格だけ取って、デイサービスは1日で辞めてしまったため、たくさんの人に迷惑をかけてしまったと反省しています。
オンライン診療から精神科への通院に切り替えるべきだった
休職をしようと決めた時、数件の精神科へ電話をかけましたが、どこも初診だと数週間後でないと予約ができませんでした。
そのため、保険適応外でしたが当日に予約できるオンライン診療を受診することにしました。
適応障害と認められ、無事に当時中に診断書を発行していただけました。
そこまでは良かったのですが、オンライン診療の欠点は料金が高いことと、薬が処方されないことです。
当時の私は、外に出ることが怖く、また、精神科に対して怖いイメージを抱いていたため、オンライン診療にすがることしかできませんでした。
後に、メンタルが不安定になり、結局、精神科へ受診しにいくことになります。
そこでもらった薬を飲むと症状が落ち着きました。
何件かの精神科へ行き、現在通っている精神科は1年ほど安定して通い続けています。
双極性障害と診断され、障害年金や自立支援、障碍者手帳を手に入れることができました。
薬は症状によって変えてもらい、最近ようやくメンタルが安定してきました。
精神科は怖い場所ではありません。
すぐに診断書が欲しい場合は、オンライン診療がおすすめですが
治療をしたい場合は、精神科へ行くことがおすすめです。
つづく