文全体を脚色する副詞【大人のやり直し英語】
今回も、英文法について、書いてみたいと思います。今回は、副詞です。
今回はよく使われる表現の中で使われている形容詞をいくつかご紹介したいと思います。
【これまで、のべ8000人以上の生徒様とレッスンをしている中で、生徒様が抱かれる疑問なども参考にしています。
日本語教師でもある私が、日本語を学ぶ英語話者の考え方も参考に、英語を学ぶ日本語話者の方の多くがもたれるイメージを紐解いていきます。】
参考までに「形容詞って何だっけ」のnoteはこちらです。
副詞と形容詞の違い
そもそも副詞って?
副詞は、名詞以外を修飾するものです。
名詞以外というと、動詞、形容詞、他の副詞、文全体です。ですが、名詞だけは修飾できません。
※形容詞は名詞しか修飾できませんので、副詞と形容詞で役割の棲み分けができているんです!!
①動詞を修飾する副詞の例
speak well 上手に話す の 上手に
run fast 速く走る の 速く
②形容詞を修飾する副詞の例
very beautiful とても美しい の とても
quite big かなり大きい の かなり
③他の副詞を修飾する副詞の例
very well とても上手に の とても
④文全体を修飾する副詞の例
today 今日
recently 最近
always いつも
品詞がわかると何がよいの?
例えば、次の二つの文をみてください。
Generally, people should arrive at the airport 3 hours prior to an international flight.
一般的には、国際便の3時間前に空港に到着した方がよい。
The general rule is to arrive at the airport 3 hours prior to an international flight.
一般的なルールは、国際線の3時間前に空港に到着することです。
同じ内容を違う言い方にしてみました。
「副詞 一般的に」を使うか、「形容詞 一般的な(ルール)」を使うかの違いですが、英語の単語は同じ語源の単語ですが違うものを使う必要があります。
他にも、「ゆっくり話してください」と言いたい時は副詞の slowly を使います。形容詞の slow は使いません。
〇 Please speak slowly.
知っている英単語で、意味も近いから、、、と思っても、使うべき品詞とは違う品詞のものを持ってくると、意味が通じなくなります。
そこで、「似てるんだからわかってよ」というのは、日本人が考えがちな考え方が分かる人にしか通じません。つまり、日本人同士だと、誤った文章でもなんとなく通じるのです。日本語という母語の背景が同じだからです。
英語話者に、「〇〇と▽△は似ているでしょう?少しくらい違っても分かってよ」といっても、相手には大きな違いに感じるかもしれません。
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品詞の間違いがどれくらいネイティブにとっての違いになるのか、気になるところではありますが、すんなり意味が通じるためには、品詞のことをわかっておくといいのでは、と思っております。
ちか (2024.6.17)