否定文の作り方~あらためてベーシックな英文法【大人のやり直し英語】
今回はまた、英語のとても基本的なところを書いてみたいと思います。
これまで、のべ8000人以上の生徒様とレッスンをしている中で、生徒様がよくつまづいておられるところや、疑問に思っていらっしゃるところなどを参考にこのシリーズは書いております。
日本語教師でもある私が、日本語を学ぶ英語話者の考え方も参考に、英語を学ぶ日本語話者の方の多くがもたれるイメージを紐解いていきます。
スムーズなコミュニケーションのために
基本を抑えよう
文法なんて勉強しなくてもいいでしょ? という意見もありますが、文法がわかっていれば、相手に簡単に意思を伝えられるし、相手の意思も受け取りやすくなります。
知っている単語を並べるだけでいいんじゃない?と思っている方は、日本語勉強中の方に「太郎」「花子」「好き!」「いいえ」と言われたと想像してみてください。・・・だいぶ想像力を試されますでしょう?
基本的な英文法はわかっているに越したことはないのです。
なぜ文法は大事か、について書いたこちらのnoteもご参照ください。
否定文の作り方
~ない、という文章の作り方です。これにはまず動詞の理解が必要になります。
何故かというと、否定文の作り方は以下4つのポイントがあるからです。
① 「メインの動詞」に not をつける ※直接ではない
② 「メインの動詞」は一つの文に一つ だけある
③ 動詞の種類(be動詞か、一般動詞か)によってつけ方が違う
④ 助動詞(will, can, must…)がある時もちょっと違う
①~③については、動詞について書いた以下のnoteも参考になさってください。
be動詞の否定文
「メインの動詞」がbe動詞の時
be動詞を否定するのは簡単です。be動詞のすぐ後ろにnotをつけるだけです。
I am Japanese. 私は日本人です。
I am not Filipino. 私はフィリピン人ではありません。
She is my sister, 彼女は私の姉妹です。
She is not my cousin. 彼女は私のいとこではありません。
They are students. 彼らは学生です。
They are not workers. 彼らは労働者ではありません。
「メインの動詞」の一部がbe動詞の時
実は、メインの動詞としてではなく、動詞の変形としてbe動詞が使われる場合があります。
この時も、be動詞の後ろにnotをつけるだけです。(カンタンです!)
[1] 進行形 ~しているところ
be動詞 + メイン動詞のing形
I am eating breakfast now. いま、朝ごはんを食べています。
I am not studying now. いま、勉強していません。
[2] 受身形 ~される
be動詞 + メイン動詞の過去分詞形
The tower was built in 2012. そのタワーは、2012年に建てられました。
My wallet was not stolen. 私の財布は盗まれませんでした。
一般動詞の否定文
動詞をお助けするマン、助動詞
be動詞と違って、一般動詞は、動詞のすぐ後ろにnotを付けることはできません。
否定文を作る時に助けてくれるのが、文字通り「助動詞」のdo, does, did です。
これらに not をつけて、 do not (略して don't)、does not(略してdoesn't)、did not(略して didn't)を、メイン動詞の前に置きます。
現在形の時
現在形の時は、do か does です。 使い分けは、主語が三人称で単数ならば does、そうでないならば do です。
これらに not をつけて、 do not (略して don't)、does not(略してdoesn't)を、メイン動詞の前に置きます。
※三人称とは何かについてはまた次回。
I work on weekdays. 私は平日働きます。
I don't work on Sunday. 私は日曜日に働きません。
She eats Natto. 彼女は納豆を食べます。
She doesn't eat Sushi. 彼女は寿司を食べません。
【大事なルール!】
三人称・単数・現在の時のsが動詞についている場合(eats)も、否定形で doesn't を用いた後ろの動詞からはsを取ります(doesn't eat)。動詞の原形を使います。
過去形の時
過去形の時は、主語に関係なく did を使います。この did に not をつけて、didn't をメインの動詞の前に置きます。
He studied yesterday. 彼は昨日勉強しました。
I didn’t study yesterday. 私は昨日勉強しませんでした。
【大事なルール!】
肯定文では動詞が過去形(studied)になっていますが、否定文にするために didn't を用いた後ろの動詞は原形(didn't study)を使います。
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私自身が、40代半ばから「人生このまま終わりたくない」「でも何をどうしたらいいのかわからない」状態から
手探りでいろいろやってみて今の生活になりました。
英語は45歳から再スタートしました。
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ちか (2024.6.24)
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