【節約生活#268】よくない日を記録する
趣味で節約生活をはじめてみた。
健康で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦中。
節約によくない生活
昨日の食費681円。飲んだ酒はハイボール2本。夕食はコンビニで買った弁当。そして労働時間は11時間。
節約生活をはじめて知ったのは、余裕がないとうまくいかないということである。計画を立てるにも、自分で立てたルールを守るにも余裕がないとうまくいかない。時間がないと計画は立てられないし、疲労困憊しているとついつい外食をしたりお酒を飲んだりしてしまう。
そういう意味で昨日はまったくよくない日であった。そこで、よくない一日を分析して、対策を考えていくことにする。
満足感は毒になる
時間の使い方の数値としては冒頭の通りである。
ただ、複数の責任のある仕事をメインとサブに分けて実施している。一日だけ抜き出すと満足感がある。帰宅時には疲労と眠気があり、家についたらすぐに味の濃いコンビニ弁当を缶のハイボールで流し込む。
節約生活をするよりもずっと前の体を壊すころの一日に近い過ごし方であった。
かつては毎日、長時間働き、夜中はずっと酒浸りであった。睡眠時間もどんどん短くなっていた。12時過ぎに帰ってからさらに酒を飲みながらメールの返信をしていたくらいである。
結局そういう生き方は体を壊すまで5年以上も継続した。体が弱くて助かったと思う。体が丈夫だったらいくところまでいってしまって、きっと命がなかっただろう。今もまだ腕に痺れや痛みを感じることがあるが、これくらいですんでよかった。
だから、昨日のような働き方に満足感を得てはいけない。健康に悪いし、よくない死に方をする。そして、支出が無意味に増えてしまうので、節約生活としても破綻してしまう。
対策
昨日のような仕事ぶりをよくやったと思ってしまう気持ちに気づいたことは対策の第一歩になる。今日まとめてみようと思ったのも気づいたからこそでもある。
一日だけを取り出してしまうと、対策は立てようがない。何しろほとんどが急に入ってきた仕事である。自分のコントロール下にないものも多い。仕事を3つしたとはじめに記したが、思いつきで他の仕事にも手を出していた。どんなことをしたのかも半分以上は思い出せないくらいである。
こうなってしまう理由は、視野が狭く、目の前のことにだけ反応しているに過ぎないからである。実験動物のマウスのように、目の前のボタンを押して餌を与えられてドーパミンを分泌しているのに近い。
結局、対策になるのは自分を知ることと、計画を立てることである。
自分のできる範囲、自分のコントロールできる範囲を理解して、できないものには手を出すべきではない。それでもやりたいことには手を出したくなる。
整理をして捨てることをもっとしていかないといけない。長期的な視点に立てば、意味のない仕事も多い。
そして、計画を立てて実行することがまだ自分にとって苦手な領域であることを再確認した。二年くらい前、確定申告に予約をせずに行ったら、予約をしている人が先にどんどんと入っていくのを見た。結局計画を立てて、そのとおりに実行するなら、時間の使い方もお金の使い方も最適化できる。そして、広い視野で行動できるので、誤った方向にもすすみにくくなる。
計画を立てて実行する練習をもう少ししてみたい。節約生活への挑戦は小さく計画を立てて実行する繰り返しなので、もしかしたら、計画→実行の練習になっているのかもしれない。
そしてもうひとつ。自分を大事にする日常に満足感を得られるようにすることである。思い返せば、子どものころからずっと怠惰で過ごしてきた。仕事を真面目に始めてからも、仕事以外ではやはり怠惰であった。健康に気をつけて生活のリズムを守ることに主眼を置き始めたのは最近といえば最近のことになる。自分の人生に満足するためには、自分の生活に満足ができないといけない。
まずは、今日の夕方によかったと思えるような一日にする。