【節約生活#298】お金よりも大事な朝の時間
趣味で節約生活をはじめてみた。
健康で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦中。
無駄を省くためには無駄を知らなくてはいけない
節約を簡単に説明すると、無駄な出費を削っていくことと言えるかもしれない。ところが、思考停止して何でもかんでも「無駄」であるとしてしまうと、見事などケチが完成される。目的も忘れて出費を抑えることに邁進する。
本来払うはずの支出を渋る人を見かけたことがある。もとからおにぎりだけで生活をしていたのは知っていた。新人で入った会社で、寮費を払うのが不当だと押しかけたあたり本物だと思う。
こういう人は孤立していく。自給自足をしない限り、このタイプは逆に無駄が多くなる。
上記は極端な例であるが、何が無駄かを判断するのは難しい。それは自分にとっての無駄でないもの、大事なものを明確にしておかないといけないからである。
自分にとっての価値のある時間
お金より大事なものはあるか? と言われれば、あると答えられる。
節約生活に挑戦してから、自分の人生や生活の中で省けない、削ぎ落とせないものが何かを考える機会が増えた。とくに、毎日noteで節約についての記録や考えをまとめるので、節約できない自分の価値観については自然に考えるようになった。
今のところの結論は、自分らしさ(?)の追求である。「自分らしさ」というと怪しくなるが、要は2つである。
ひとつめは、他人や状況にできるだけ強制されたくない、自由である。
ふたつめは、できるだけ自分の力でやりたいことをやる、自立である。
この2つのためであれば、お金を払っても構わないと思っている。節約のルールにしている健康も文化も、結局は自分のやりたい時間を最大化させるためにある。
もちろん、生活をするためにはお金がいるので、収入は必要である。だが、できれば「やりたいこと」を「自由に」やれるような仕事を選びたい。もちろん、全部が2つに当てはまらないけれども、そういう状況を作ることには全力でとりくみたい。
そして、自分だけの時間を作りたい。周りはノイズだらけなので、疲れてしまう。忙しいと忘我の状態になってしまうので、自分のことは何も考えられなくなる。お酒を飲みすぎるのはだいたいそういうときだということも、最近わかってきた。
そう考えると、毎朝noteを記録しているこの時間が、現在もっとも自由でやりたいことをしていると言える。自分にとって価値のある時間である。
仕事をはじめたころは、6時前にアラームで目を覚まして、30分以内に家を出て、乗り換えの駅で半分眠りながら月見そばを食べていた。
今は、4時頃に自然に目を覚まし、シャワーを浴びて洗濯をして、コーヒー豆を挽いてからnoteに向かって、そのあとに食事を作っている。
どちらが人間らしくて、自分でいられるのだろうか。
普通に生きていたら、そんなことにも気づかなかった。下手をしたら65歳くらいまで、忙しいことだけが誇りの人生をおくっていたかもしれない。
これを書いていて月見そばが懐かしくなってきた。これからそばを茹でて、朝食を月見そばにしようと思う。
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