ミトコンドリアの大きさと数は長く走る事が重要で機能の向上はLTペースの1.5~2倍の速さで走る
リディアードのランニングトレーニング
に書かれている気になる部分をピックアップしてみました
ミトコンドリアとは
ようは走る上で、糖質や脂質をエネルギーに変えてくれる重要な器官であり、それがたくさんあって、機能が高ければ、長く速くれるという事です。
リディアードのマラソントレーニングの特徴は
まず長くゆっくり走ることで、有酸素の土台を作りあげ、次にヒルトレーニング、無酸素インターバル、コーディネーション、最終調整といった期分けしていくのが特徴なのですが、
上記研究結果は、リディアードが体験的に導き出した練習方法について、最新の研究が裏付ける形になった事を説明する為に添えられた文です。
有酸素の土台を作る練習でミトコンドリアの大きさと数を充分に増やしてから、無酸素インターバル(400m速く×400mジョグを20回等)などで(間にスピードに慣れるヒルトレーニング期があるので注意)をやることで、ミトコンドリアの機能を高める事ができるという事です。
リディアードの練習方法は、ダニエルズのランニングフォーミュラの様にこのぐらいの記録で走るなら、5kmはどのぐらいといった分かりやすい数値ではなく、数字に囚われない感覚を重視したものなので、ちょっと分かり難いかもしれませんが、自身の経験と符合する内容が多く納得する内容になっています。興味のある方は手にとって読んでみてください。
この本で大事な部分は
土台ができていないのに、速さ(インターバル練習など)を求める練習すべきでないという部分だと感じました。
またゆっくり長く走る事で、スピードが遅くなると誤解されている方にも重要な示唆が書かれていますが、その点はまた別途書きたいと思います。