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東野圭吾「怪笑小説」あるジーサンに線香を
東野圭吾「怪笑小説」の中の「あるジーサンに線香を」という短編小説の中で心が揺れた部分。
どこもかしこも華やかさに包まれている。世の中にこんな世界があるとは今まで知らなかった。こんなに豊かな生活があるなんていうことは想像もしていなかった。私は今まで何も知らなかった。ただ働いて、食って寝て、年をとってきただけだ。そうして死のうとしていた。こういう世界があることを知れただけでも、若返った価値がある。
もう一人になってしまったお爺さんが、病院の研究も兼ねて「若返り」の実験を受ける。
それは一過性のもの。
みるみるうちに若くなるお爺さん。
そのお爺さんが、看護師さんに外に連れて行ってもらい、洋服屋や画廊を見て回った時のお爺さんの心情。
「死ぬ前に後悔するランキング」とかに
「もっとやりたいことをやれば良かった」
「仕事ばかりしてこなければ良かった」
など上位に来るのを目にします。
仕事は生活の基盤を築くために不可欠ですが、それをすべてにしてしまうと寂しい。
やっぱり仕事は楽しいことやるための原資作りと捉えて、プライベートがっつり楽しんだ方が死ぬ時には豊かなのかもしれません。
このお爺さんは20歳くらいで若返りが止まり、そこからまた一気に老化が進みます。
もう死を覚悟していたお爺さんが、今まで見たことない景色を見て、出会うはずのなかった人に出会って、そしてまた元の死を覚悟していた自分に戻っていく。
そうすると欲が出るもので、死が一気に怖くなる。
そんな終わりかた。
このお爺さんにとって、若返ってこの経験をした事と、何も知らずに若返らずに一生を終えるのとどっちが幸せだったんだろう?としみじみ考えてしまった。
この「怪笑小説」
お爺さんの話だけちょっとシリアスだけど、他の話は声を出して笑えるくらい面白いのでぜひ!
私が最高に笑ったのは「一徹おやじ」
こーはちの調べ物コーナー
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今日の検索ワード
「死ぬ前に後悔すること」
死ぬ瞬間に後悔することトップ5
「自分に正直な人生を生きればよかった」
「働きすぎなければよかった」
「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」「友人と連絡を取り続ければよかった」
「幸せをあきらめなければよかった」
今日もあとちょっと!楽しい1日にしましょう!