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#オリジナル
月暈が架かる時短編集1
『朝ごはんは絶対一緒!!』
あちらこちらに跳ねてしまった肩下までのサラサラな髪。枕にしっかりと押し付けられた顔はまるで埋まっているかのようだった。
『睡眠負債』と言って昨日早くから輝の部屋で無理矢理と兄の光は寝てしまったが、今は嘘のように寝顔が穏やかで実年齢より幼く見えてしまう。
これが天使の寝顔と言うのだろうか?と輝は思った。起こしてしまうのは忍びないが、朝食に作った肉と野菜のスープも覚めてし
何を選んでいくのか
闇ばかりの世界なのに
光を灯す絶対的運命の君と自分
さぁ、この狭い空間でどう生きる?
君は誰とどう生きていきたい?
この空間は嫌いだけど
浸かりきってしまうと
案外楽なのかもしれないよ
だって、反抗ばかりしてたって
変わらない運命だってあるんだから
そういう選択もあるんじゃないって
たとえ話だけど