<子育てとお金の話①>ケチるとNG!本への投資は一生もの
子ども一人育てるために必要なお金は、2,000万円とも3,000万円とも言われます。学費や習い事代、食費に日用品費など、本当に色々なお金がかかるもの。子どもの教育費を“聖域”化してお金をかければキリがありません。
我が家も子ども関連費には色々と頭を悩ませ、失敗もしてきました。しかし最初からブレていない軸もあります。それは「本はケチるな」というもの。今回はそんな我が家の考え方を紹介しますので、子育てとお金について考えるきっかけになれば幸いです。
<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>
今は亡き父の教え「本はケチるな」
「本はケチるな」というのは、父の昔からの教えでした。私が小さい頃は決して裕福な家庭ではなかったと思いますが(お金の話は一切しませんでしたが)本は我慢せずに買いなさい、と常に言っていたのを覚えています。
ハッキリと理由を聞いた記憶はないものの、「読書は必ず身になる」「モノは残らないけど、頭の中の財産はずっと残る」などと話していた気がします。私は当時ふーん、と思いながら「本は我慢しなくていい」ということが単純に嬉しかったのでした。
そして大人になり、親になった今、その意味の大きさを痛感しています。本を読む人はやっぱり強い。実際に以下のような調査結果も出ています。
私自身は実際、本に存分に投資することはできませんでしたが、それでも本に親しむ習慣が今の自分を支えています。だからこそ我が子には父からの教えを受け継ぎ、もっと惜しみなく触れさせたいと思っています。そうした方針もあってか、今のところ娘は読書好きに育ってくれているようです。
節約しながら最大限本に触れるために
本はおよそ1000円前後で、価格よりもはるかに大きな価値を得られるコスパ最強の買い物・投資だと思っています。それは大人が読む本に限ったことではなく、子ども向けの児童書、幼児向けの絵本にも当てはまります。
とはいえたくさん読むとなると、例えば月に10冊なら1万円前後、1年間で約12万円。家計を圧迫すると感じる方も多いのではないでしょうか。特に子どもが小さいうちは興味を示さなかったり、すぐに飽きてしまったりする可能性もあります。
図書館を有効活用
ですので、まずは図書館を積極的に利用しましょう。自治体によって異なりますが、今はネットで在庫や貸出状況を調べられたり、予約ができたりすることも多いです。図書館検索サービス「カーリル」などもぜひ有効活用してみてください。
我が家も図書館はかなり利用しています。住民税を納めているからにはフルに使わなきゃ損!(笑)そして、借りた中で娘が気に入った本だけ後から購入するようにしています。
中古本を購入する
また、我が家は中古本もよく購入します。メルカリやAmazonマーケットプレイスなどでは定価より安く買えるケースも多いのでありがたいですね。また、ブックオフなどの古本屋さんにふらっと入って娘に選んでもらうこともあります。
図書カードを利用する
祖父母や知人などからプレゼントをもらう際には、図書カードをリクエストするのも一つの手です。現金とは違って生々しくないですし、決まったものを受け取るよりも使い道は自由です。
また、金券ショップなどでも図書カードを販売しています。少しでも節約したい場合は、そういったお店を利用する方法もありますよ。
1ヶ月、1年間の「本代」を確保
家計への負担が気になる場合は、1ヶ月、1年間で子どもの本代の“枠”(上限)を決めておくのもおすすめです。その中で上記のような方法をうまく駆使しつつ、本に触れる機会を増やしてあげるといいと思います。
読み放題サービスは△
大人の場合は、本や雑誌の読み放題サービスもあり、お得に読める方法も増えてきました。しかし子どもにはあまりおすすめしません。
我が家ではタブレットで児童書(Kindle)を見せたことがありますが、ほぼ興味を示しませんでした。少なくともうちの子には「手に取れる」かどうかが大きく、画面の中の本は存在を忘れているようです。自分の手で持って、自分の指でめくって「ここまで読んだよ」という厚みと達成感を味わう。小さいうちはそんな「手ざわり」「体験」も含めたリアルな読書が大切なのかなと思います。
賢く読書への投資を
子どもへのお金の使いどころとして、やはり本への投資はおすすめです。子どもの頭がやわらかいうちに、読書習慣につながる土台作りをしてあげたいですね。きっと一生モノの価値ある投資になるはずです。
お金をかけなくても、上手に工夫しながら本に親しむことは可能です。そして、読みたい時が本の旬!子どもが少しでも興味を持ったタイミングを逃さず、ぜひ存分に触れさせてあげましょう。1日5分でも10分でも、親子一緒に読書をすることができるとより理想的ですね。
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