子どものお昼寝はどのくらい必要?時間の目安と上手に寝かせるコツ
小さな子どもにとって、お昼寝は心身の成長と発達に欠かせません。体力を回復し、脳を休ませ、免疫力を向上させるなどの効果があるからです。また、生活リズムを整えることにもつながります。
では、具体的に何時間ぐらい、どのタイミングでお昼寝をさせるのが正解でしょうか?また、なかなか寝てくれない子どもに対しては、どのような工夫をすれば良いのでしょうか?今回はそんな疑問にお答えしていきます。
<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>
お昼寝時間の目安とは(年齢別)
年齢の小さい子ほど、より長い睡眠時間の確保が必要です。乳幼児期(0歳~就学前まで)は計11時間~17時間が目安とされますが、夜にこれだけまとめて眠るのは難しいため、お昼寝で補うことが求められます。
0歳児
生まれてすぐの赤ちゃんは昼夜の区別がつかず、細切れに眠ります。生後3ヶ月以降になると生活リズムが少しずつ整ってくるので、徐々に午前・午後の2回に分けて計2~4時間の睡眠を取ると良いでしょう。ただし月齢や個人差の影響も大きいため、その子に合わせたお昼寝ができれば理想的です。
1歳児
1歳を過ぎると2回のお昼寝は必要なくなり、計2~3時間程度、午後に睡眠を取ればOKです。もちろん、活動量や体調に合わせて早めに寝かせたり、時間を少し長めに調整するのも良いでしょう。無理なくリズムを整えていきたいところです。
2歳児
2歳になるとお昼寝の時間・時間帯のリズムができてきます。午後に1時間半~2時間程度が目安ですが、子どもによっては夜の睡眠に影響することもあり、少し早めに起こすなどの対応が必要です。
3歳児
3歳になればかなり体力がついてきて、お昼寝を嫌がる子もいるでしょう。保育園ではお昼寝をしても、休日は寝ないという子も増えます。ですので、子どもの体力や眠そうな様子に応じて、お昼寝を取り入れるようにしてください。目安は1~1時間半程度。ぐっすり眠らなくても、横になって休む時間を取るだけでも効果的です。
4~5歳児
4歳以上になると、お昼寝をしなくても一日中活動できるようになっていきます。ただし、体を活発に動かした時や、暑くて体力を消耗する時期は、30分~1時間程度のお昼寝を取り入れると良いでしょう。短時間の睡眠であれば、夜眠るのが遅くなる心配もないはずです。
どう寝かせる?お昼寝のコツ
月齢が小さい頃はほとんど寝て過ごしますが、成長に伴って寝かしつけも難しくなっていきます。我が子もなかなかお昼寝をしてくれず大変でした。
スムーズに眠ってくれないとその後の予定もずれ込みますし、親としても焦ったりイライラしたりしますよね。ここでは実際に効果があった3つのコツを紹介しますので、ぜひ試してみてください。
1.部屋を暗く静かにする
我が子の場合、結局これが一番効果的でした。カーテンを閉めて外の光を遮り、TVも消して静かにする。そういった落ち着いた環境づくりが大切だったようです。
実は、何かの育児本で「部屋を暗くすると赤ちゃんが昼夜の区別ができなくなるため、明るいままで。また、必要以上に静かにしないように」と書かれていて、私はそれを信じ込んでいました。でも、考えてみれば大人でもそんな環境では寝付きにくいですよね……
その他の環境面としては、温度や湿度、洋服(下着)にも気を配ると、より快適に眠れるようになります。
2.添い寝をする
子ども自身で眠ってくれればベストですが、なかなかそうはいきません。そこで、安心して眠れるようママやパパが近くで添い寝するのはおすすめです。手をつないだり、頭をなでてあげたりと、子どもがリラックスできるスキンシップもいいですね。
ただし子どもによっては、スキンシップが逆効果になってしまう場合もあります。うちの子はまさにそのパターンで「ママ・パパと遊びたい!ワクワク!」と目が冴えてしまっていました。
その場合は、いっそのこと一緒に寝てしまうのもアリ(安全面には気を付けて)。お昼寝の時間は、親にとっても休息のタイミングですからね。
3.体を動かして体力を消耗
お昼寝を嫌がるのは、シンプルに「眠たくないから」ということもあります。ですので、午前中にできるだけ外で体を動かし、疲れた状態になれば自然に眠たくなります。これからは暑くなるので、プールで水遊びするのもいいですね。
ちなみにうちの子は、公園に出かけてもお砂場遊びやブランコ、しゃぼん玉などが好きだったので、体力を消耗する効果はいまひとつでした。なので、行き帰りはベビーカーや自転車ではなく、なるべく徒歩で移動するようにしましたよ。
子ども一人ひとりに合ったお昼寝を
特に初めての子育てでは、お昼寝ってどうしたらいいんだろう?と迷うママ・パパも多いはずです。しかし、子どもによって体力も必要な睡眠時間も違うので、絶対的な正解はありません。
「生活リズムを整えるために〇時にはお昼寝を」「〇時間寝かせなくては」と深刻にならず、おおらかに構えることも大切です。よく体を動かし、快適な環境を整えた後は、その子に合わせたお昼寝タイムと上手に付き合っていきましょう。
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