岡山・鳥取旅③|奈義町現代美術館の魅力
少し間が空いてしまったけど
6月11と12日で巡った旅記事の続き
前回は念願叶って初訪問した
蒜山の隈研吾建築について♪
ちょっと駆け足になったけど
初訪問やったし全体見れたので満足です🤗
旅の楽しみはやっぱり宿
この後、高速をかっ飛ばして・・
っていうほど飛ばさず🚗
1時間ほど走りこの日の宿へ
今回は初めての湯郷温泉でした♨️
宿は温泉街の中心から離れた
緑豊かな場所にありました
風呂へのアプローチは
懐かしい雰囲気になってて
気持ちを盛り上げてくれます🤗
風呂は内湯が広く露天は小さめですが
自然の空気に触れながら温泉に入るほど
旅先の贅沢な時間はないなと
浸かりながらしみじみ・・
湯上りは浴衣に着替えて
夕食まで部屋でしみじみ・・
山に登らず観光に徹したため
あまり消費してないけども・・
全て美味しくいただきました😋
そして食事中の飲み物は50%オフ👍
岡山ってことで白桃ネクターと
普段は弱いのであまり飲まないけど
旅先ってこともあり久々に梅酒を🥴
現地では割引の理由が
よく分からず、今さら確認しました
料理は元の分もあるので
今回は飲み物だけを頼みました
こういうとこの飲み物って高くて
普段は頼まないこともあるけど
半額なら・・って頼みました🤗
そういう購買意欲を狙ってるんやろな
でも旅先でケチるんは勿体無いので
美味しいご飯と飲み物楽しめて良かったです♪
7月14日まではおかやま旅応援割が期間中で
居住地や条件を満たせば
宿泊料が割引されるようです🤗
奈義町現代美術館
旅2日目の日曜日は
いよいよ旅のメイン目的地へ・・
個人的には4回目の訪問ですが
久々だったので内心ワクワク♪
それよりもワクワクしてたのは
今回が初訪問となる旅の提案者かな
何で知ったん?と聞くと
フランス人がときめいた日本の美術館
というテレビ番組(元は書籍)
僕はこの本も番組も見てないけど
概要を見ただけで興味津々・・
この後、Amazonで購入します😂
美術館や芸術祭の作品って
作者の意図がそれなりにあるけど
鑑賞する人それぞれで感じ方が違ってて
それは日本人であってもバラバラ・・
海外の方がどんな感じ方をしてるのか
そういうのも物凄く興味があります👍
そしてそれを知って
海外の方の目線で巡ったら
また別の発見ができるんやろな😆
今回は久々の訪問の一般人目線です👀
田舎町の小さな美術館
奈義町現代美術館(通称Nagi MOCA)
初めて知った時の印象です
奈義町を南北に貫く直線道路
北には鳥取県境をなす那岐山がそびえ
近くには役場や文化センターなど・・
そんなのどかな場所に美術館がある
Nagi MOCAの凄いと思うとこ
今でこそ地方で芸術祭が開催され
田舎でも現代アート鑑賞が普通に
なってきてる気がするけど
美術館は磯崎新氏の設計で
28年前の1994年に完成したそうです
外観や建物の配置は
28年前に建てられたと思えないほど
新しささえ感じてしまいます
館内の常設展示3作品は
開業当時から変わることなく・・
というのも普通の美術館なら
建物に合わせて作品を作ると思うが
ここでは作品に合わせて建物ができてる
なので常設展示室に他の作品を
展示することはこの先も無いと思われる
金沢の21世紀美術館(2004年開館)や
直島の地中美術館(2005年開館)も
常設展示に合わせた建築になってるが
それらの10年前にできてるとこが凄い👍
道路の間にある広い芝生広場や
美術館の屋上などは入館しなくても
自由に入ることができる場所
小高い丘もあり公園のようになってる
以下、3つの展示室の作品を
現地で撮影した写真で紹介します
■大地の展示室
作品名:うつろひ-a moment of movement
作者:宮脇愛子(磯崎新 夫人)
大地の展示室は水に満たされた屋外と
コンクリートに囲まれた屋内があり
2つの空間はガラス1枚で隔てれてます
滑らかなコンクリートには水面の揺らめきが
水面には青空や流れる雲が映り込み
ワイヤーは風にゆらゆらと揺れる・・
時間や天気により見え方が異なるためか
初めて見た時の感覚で鑑賞できました
■月の展示室
作品名:HISASHI-補遺するもの
作者:岡崎和郎
月の展示室は高い天井と
真っ白な壁に囲まれた空間
三日月のように一方が半円形で
少しの物音でも反響して聞こえる
写真では伝わらない不思議な感覚
作品は白い壁に突き出す庇
上から何も落ちてはこないけど
庇の下に入ると安心感がありました
■太陽の展示室
作品名:遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体
作者:荒川修作+マドリン・ギンズ
3つの展示室の中でも
見た目のインパクトが凄いのが
この太陽の展示室(外観はドラム缶)
展示される作品は奈義の龍安寺という
作品名にあるように龍安寺の石庭と
ベンチ、鉄棒などの遊具が2つずつ
傾いた円柱に配置されてます
作者の荒川修作さんの考え方は難解で
凡人には全て理解するのが難しいです😖
けど彼の別の屋外作品である
養老天命反転地や三鷹天命反転住宅と同じく
天命反転をテーマにしてると思われます
ものすごく深いテーマの作品ですが
理解しなくても太陽の展示室に入れば
平らな場所が一つもない異空間なので
自然と五感を働かしてしまいます😓
空間に入らないと体感できない作品
何度訪れても衰えない刺激✨
熱量から感じるかもですが
この作品が一番好き・・というか
荒川+ギンズ作品が好きなんです👍
前述した養老も三鷹も鑑賞済みなので
また機会があれば紹介します🌱
以上、3展示室と企画展が展示される
小さな美術館がNagi MOCAですが
滞在時間は2時間を超えてしまいました🎨
でも今回はここ行くための旅なので
じーっくり鑑賞できて幸せでした😍
近くの喫茶でランチ
美術館の芝生広場に隣接して
新しめなレストランがありますが
鑑賞をし終わった12時半頃には
同じく美術館目的で来たと思われる
多くの方が順番待ちをしていました
なので、お得意の喫茶検索で
営業してそうな店へ行くことに・・
美術館からは徒歩10分ほどでした
国道沿いある昔ながらの喫茶
入口横のドラえもん気になるが
営業中みたいなので入店
入店するとカウンターに
1人いた常連さんと思われる方が
奥にいた店の方をお客さん来たよ〜
って呼んでくれました🤗
メニュー見たらついつい
モーニングに目がいってしまう😓
お食事メニューが充実してるんが
カフェとは違う喫茶の良いとこ👍
そして全てお手頃価格
店の奥様が、水を持って来るなり
若者向けのメニューなくてごめんね🙇♂️
と謝ってこられたけどそんなことない
むしろどれも美味しそうすぎて
決めきれずに悩んでるだけ・・
奥様は僕と友人4人のことを
年齢より若く見えてるみたい
この時は推測でしかなかったけど
野菜もついて、ご飯もモリモリな
ドライカレーに驚いてると
友人が頼んだスパゲティもモリモリ🍝
ただ、とても美味しくて食が進む
量に関しては気になりつつも
こういう喫茶もあると思ってた
ただ友人は気になったようで
若者だからいっぱい食べるだろうと
サービスで多くしてくれたことが判明
その後も少し会話が続く
確かに28年前、片田舎に
現代美術館を建てるとなると
何のために?って思う人多いやろな・・
部外者やから言えるんかもしれんけど
反対されても建てた町に感謝したいな🤗
そんなことを感じながら
山盛りドライカレーを完食すると
奥様が今度はアイスを出してくれた
町の施設を利用してくれて感謝
という気持ちでのサービス
ありがたいけど恐縮です・・
という気持ちになりました😓
ただ、間違いなく再訪希望👍
Nagi MOCA来たら喫茶いちごへぜひ
かつては税金の無駄遣いとされた
奈義町現代美術館ですが
今となっては海外の方からも
賞賛される美術館の一つにもなり
この美術館だけを目的に
奈義町を訪問する人もいる
本当に無駄遣いな施設もあるけど
今は美術館でも観光資源になり得る
前日に行った蒜山でも感じた
建物による地方創生の可能性が
他の自治体でも進めばいいな
建築に携わる身として
それに関わる仕事ができたらいいな🌱
旅のまとめ
今回は1泊2日で岡山北部と
ちょっとだけ鳥取を巡りました
位置関係はマップで
巡った場所は下記に書きました
各スポットに記事をリンクしたので
興味のある方は読んでみてください😁