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こんな文章、誰が読むのか?
僕はWebライターとして、ブロガーとして、エッセイストとして、エセ小説家として、いろんな媒体でいろんな文章を書いている。文章を書くことが好きで、文章を書くことが日課で、ただただ言葉を紡いでいく日々。
あんな文章やこんな文章を書いていると、友人に言われる。「お前が書いた文章、誰が読むの?」って。
僕は有名作家でもなければ、インフルエンサーでもない。けれど、自分が書いた文章には、必ず読者がいる。
「僕自身」だ。
僕が文章を書き、僕が読む。いまこうして綴っているエッセイも、30分後の僕が、半年後の僕が、10年後の僕が、きっと読むだろう。いつだって僕は作者でありながら、最初の読者でもあるのだ。
世界のどこかにいるよくわからない人に向けた文章よりも、自分自身に書いた文章の方がリアルで、メッセージ性のこもった文章になる。
これは文章に限った話ではない。
イベントでも、商品でも、サービスでも同じだと思う。僕自身が、「欲しい」と思う商品を、僕自身が「参加したい」と思えるイベントを、僕自身が「使いたい」と思えるサービスを作っていきたいし、そうあるべきだと思っている。
生産者と消費者は表裏一体。僕は今日も世界のどこかで、この世界を作り、この世界を消費していく。