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『CHACO』18歳です。

CHACO(わたくし)は、みなさんに生かされ、18歳、17周年をなんとか迎えることができました。本当に感謝しかありません。

ぼくは、29歳で独立して、半年ほど自宅で仕事をしていましたが、どうにも本気になれず、千駄ヶ谷のキラー通り沿いに事務所を構えたのが2007年の3月末(たぶん)。当初は、4人のメンバーが所属するオフィスでしたが、それぞれのライフスタイルの変化もありここ10年くらいは、ぼくと秘書の2名体制です。

CHACOの仕事は案件ごとにナンバリングをつけていますが、いま現在『615』なので、年間36本くらいの仕事をこなしてきたことになります。それだけの人がぼくに連絡をしてきてくれていることにまずは感謝です。ほんとうにありがとうございます。

ぼくが独立した当初は、ビジョンやパーパスなんて言葉を使うこともなく、ただただ広告制作の企画制作を受託する、といういま思えばぼんやりした独立でしたが、人生も後半戦に入っている中で、貴重な時間を稼ぐことだけに割いてしまうのもなんだかもったいないと思っているところです。

2011年に震災があって、デザイナーの無力さを知ってしまってからは、ちょっとでも社会がよくなる案件なら少々ギャラが安かろうがお手伝いをすると決めてやってきましたし、ぼく独りではできないことは2017年に起業した『 Next Commons Lab』という法人でたくさんのメンバーと絶賛活動中です。

広告のような稼ぎのいい案件があるから、予算はないけど意義のある案件のお手伝いができるので、どちらも大事だと思っていますが、意義のある案件だけで仕事が埋め尽くされてるのもなかなか幸せだと思います。

ここ10年くらいで、意思を持って事業をつくること、経営、バックオフィス、事業の続け方、もめ事の収め方など、グラフィックデザインだけに注力していたら得られなかった知見や経験を積めたのは財産だと思っていますが、クリエイティブに集中していた同業者のアウトプットの質に感嘆したりもしちゃうので、これから10年は再度、アウトプットの質にも固執していきたいと思います。

「忙しそう」と思われている節もありますが、オーバーワークしたら(質は担保しつつ)仲間にも助けてもらうので、じゃんじゃんお声がけいただければと思います!京都にも月の半分は滞在しているので西の案件も絶賛受付中です。

CHACOのいいところ(自称)
・モヤッとした霧状のイメージを固定できる
・あて勘がいい
・ハンドメイドなので仕上がりが独特
・かっこつけてない
・どこかメジャー感がある
・企画・デザイン・イラスト・撮影などなど(ある程度は)なんでも自分たちでやる
・打ち合わせと称して秘書の美味しいご飯を食べられる
・お金の相談にけっこう乗る

なお、最後の“お金の相談にけっこう乗る”ということをくり返していたら、すっかり経営に影響が出ているので、払える人はいっぱい払ってください。じゃないと、CHACOつぶれちゃいます。

あ、あと、受託事業だけではなく、自分のプロダクトをつくりたいと思っています。テーマは『本』です。じつは東京で本屋(引っ込み思案な人がこっそり集える場所)もしたい。ここら辺の話にも興味ある人がいたらいろいろ話しましょう!前よりは人と会うことに前向きです。

それでは、18年目のCHACOもよろしくお願いいたします。

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