見出し画像

牧野伊三夫『椰子の木とウィスキー、哀愁』

ぼくは本が大好きなので、本のこともまとめておきたいと思います。好きな本のことをいろいろ書きます。

この本は、数日前にたまたま京都の蔦屋書店で見つけて買った本。牧野さんが真心ブラザーズの活動再開後最初のアルバル『fine』のイラストを描いてたのは何かで知った気がするけども、その他の絵をまとめて見たのは初めてでした。とにかく、緊張してなくて、ゆったりしてて、豊かで、大胆で、すごく勉強になりました。

ぼくは、落書きの時はとてもいい絵が掛けるのに、仕事のときはとにかくカチコチの絵になってしまいます。この本の帯(裏)にこう書いてました。

僕はいかにデッサンが狂っていようが、構図が変であろうが気にせず、その日、その場で描いたものを、その後一切手を加えずにそのまま画稿にした。アトリエで本描きすることをやめて、すべて酒場で描いてみることにしたのである。-「酒場の取材」より-一部抜粋

はい。ぼくも、そんな気持ちで描けるといいなと思います。ただ、まぁ、この世代の人たちは抜群にデッサンがうまいからこういう心境で描けるんですけどね。気持ちだけ真似すると痛い目に遭うことくらいは想像できます。あと、レタリングもめっぽううまいです。悔しいし、情けない。ぐぇ。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集