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【小説】東雲家の三希

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#小説

第十六話 つじつまとほころび

伊賀晃とは女子寮の門の前で別れた。お互いに簡単な挨拶だけを済ませすぐさま背を向け会った。…

茶ノ机
5年前
7

第十五話 価値観を崩された天狗女

次の日の放課後、私は早速、伊賀晃に会いに行った。 「1年生?誰か待ってるの?」 入り口の…

茶ノ机
6年前
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第十四話 回り道の近道

伊賀晃は男子寮から見えないくらい遠ざかった場所で古い小屋の付近で立ち止まった。 私は大小…

茶ノ机
6年前
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第十三話 恐怖×尊敬=◯▲X

今日の晩飯のメニューはハンバーグ。 付け合わせにゆでたにんじんとブロッコリー。ポテトサラ…

茶ノ机
6年前
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第十二話 戦うものの性

窓から差し込む強い日の光で三希は目を覚ました。 既に同室二人の布団は綺麗に整えられていた…

茶ノ机
6年前
16

第十一話 傷口を狙われる檻の中

「よーやく会えたわね。東雲三希、今日こそ逃がさないわよ」 なんとも寝覚めの悪い朝だと三希…

茶ノ机
6年前
8

第十話 優しさと冷たさの交差地点

「ここにいたか。手こずらせやがって」 冷たく闇に響く声。 声に反応し、その巨体をぐにゃりとくねらせ声の主を認識する一瞬の間に、伊賀晃(いがあきら)は手に持っていたハンドアックスをその赤黒い首筋めがけて振りかぶる。 しかし、晃の予想以上に皮膚は強靭だった。分厚い肉に刃は突き刺さるも骨まで断ち切る事ができない。 痛みで暴れもがく肉塊の隙を探していると、奴の両手から振り飛ばされ、近くにある木に叩き付けられた人がいた。 その人がぴくりとも動かない様子を見て晃は焦り始めた。 晃はハ

第九話 ほの暗い森の甘い誘惑

この話のもくじ 太陽の光が地上を覆い尽くす時間でも暗く、木々が競う様に伸び合う森。 一歩…

茶ノ机
6年前
4

第八話 怒りはエビのしっぽの先に

この話のもくじ 「メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと……」 …

茶ノ机
6年前
8

第七話 アホお嬢

この話のもくじ うららかな春の陽気に浮かれているのか、それともただ単に落ち着かないだけな…

茶ノ机
6年前
2

第六話 最初の舞台

この話のもくじ 気付いたら暗闇にいた。 目を閉じて数秒、開いても黒以外の色は何も見えない…

茶ノ机
6年前
4

第五話 学園への扉

この話のもくじ 厳しい寒さを越え、春の暖かい日差しを受けながら、道無き道をひたすら突き進…

茶ノ机
6年前
7

第四話 門出③

この話のもくじ 「三希様、三希様。起きてください。出発の時間ですよ」 「あー……助蔵、お…

茶ノ机
6年前
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【もくじ】東雲家の三希

第一話 悲しき一族 第二話 門出① 第三話 門出② 第四話 門出③ 第五話 学園への扉 第六話 最初の舞台 第七話 アホお嬢 第八話 怒りはエビのしっぽの先に 第九話 ほの暗い森の甘い誘惑 第十話 優しさと冷たさの交差地点 第十一話 傷口を狙われる檻の中 第十二話 戦うものの性 第十三話 恐怖×尊敬=◯▲X 第十四話 回り道の近道 *絵師さんへ 当小説は挿絵を募集しております。描いて頂いたささやかなお礼として、挿し絵を掲載するページ内にてご紹介と宣伝をさせていただきます。対