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認知症介護の奮闘記4/5

忘れゆく父の介護をへて

地域包括ケアフリーペーパー「さくらみち」2024年4月号掲載


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父の姿は徐々に変わっていきました。過去の思い出や個性が失われる瞬間には悲しみもありました。
日々の変化を受け入れ柔軟に対応することが家族全体の安定につながりましたが、仕事や趣味、プライベートな時間が制約されることに対して葛藤することもありました

父の認知症が進行する中、私たちは決断を迫られました。

在宅介護を続けるか、
施設入居を検討するか。

この選択には家族全員が参加し、それぞれの意見を尊重しました。最終的には、父の安全と健康を最優先に考え、施設入居を決断しました。

難しい選択でしたが、専門家の助言を仰ぎ、共に話し合うことで納得のいく結論が得られました。医師やケアマネージャー、デイサービスと連携し、父の健康状態や日常のケアについて具体的な計画を立てました。父が安心して新しい環境で生活できるように…。

家族全員での決断と、具体的な計画は、不安を減らし、家族の絆を深める重要な過程でした。次回は、施設入居後の家族の役割や、新たな生活に適応する方法についてお話しします。


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