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金融支援!事業再生の話

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#融資

コロナ終息後のリカバリーに向けて。最大1年間、借金の返済を止めることが出来ます!

コロナ終息後のリカバリーに向けて。最大1年間、借金の返済を止めることが出来ます!



新型コロナウイルスによる影響により、資金繰りに窮している中小企業が急増しています。
そんな中、中小企業政策として、新型コロナ特例リスケジュールが運用されています。これまでのリスケジュール(以下リスケ)との大きな違いは、事業性を重要視しないところにあります。従来はリスケを依頼する場合には金融機関等から、経営改善計画の提出を求められていましたが、今回の特例リスケジュールでは、1年間の資金繰り表の作

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非常事態モードにおける資金繰り対応② 適切な不安と不適切な不安とは

非常事態モードにおける資金繰り対応② 適切な不安と不適切な不安とは

多くの企業から日々、資金繰りの相談が寄せられています。会社を守るために、毎日、眠れない夜を過ごしている経営者の方々も多いと思います。今回は、少しでも不安の軽減に繋げられるように、非常事態モードにおける資金繰り対応のポイントについて説明します。

前回は非常事態モードにおける資金繰り対応の優先順位について説明しました。

【優先順位】
 ①経費削減 (キャッシュアウト減少)
 ②資金調達 (キャッシ

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非常事態モードにおける資金繰り対応① 優先順位について

非常事態モードにおける資金繰り対応① 優先順位について

多くの企業から日々、資金繰りの相談が寄せられています。毎日、眠れない夜を過ごしている経営者の方々も多いと思います。少しでも改善の糸口が見つけらるようにと思い、今回は非常事態モードにおける資金繰り対応の優先順位について説明します。

手元キャッシュを増やすためには、当たり前ですが、
キャッシュインの増加 と キャッシュアウトの減少 を並行して行うことです。

現預金残高の増加 = 現預金の入金増加 

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中小企業金融円滑化法の枠組みが事実上復活するという衝撃!

中小企業金融円滑化法の枠組みが事実上復活するという衝撃!

金融円滑化法(モラトリアム法)について金融円滑化法とはリーマン・ショックを契機に中小企業の資金繰り支援を目的に2009年12月、当時の亀井静香金融大臣が主導した時限立法の法律です(正式名称は、中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律)。
この法律は、金融機関が融資先に対する返済猶予や金利減免などのリスケジュール(返済条件の緩和)を通して、中小企業の借入金の返済負担を軽減する

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