見出し画像

夏の土用を前にして降り続く雨に思う

「土用」と呼ばれる期間には、土を触ったりするような庭の手入れを避けること。

昔からのいい伝えを意識しながら庭仕事をしている。

2020年の夏、土用は7月19日から8月6日。この間は、土いじりをしないことが望ましいとして計画を練っている。

まずは土用に入る前に、いろいろな作業を一気にやってしまいたいと考えてきたが、順調に進まなかった。

梅雨空が続いていたからだ。



全ての天気がよい日に庭作業ができるのであれば、また話は違ったかもしれない。つまり、専業として農作業を行うことができれば、土用を厳密に守って作業計画を遂行できたのかもしれないのだが、私の場合はそうではない。

庭の作業は、あくまでも趣味の範囲だ。

ある程度はゆるゆるでいこうと言い聞かせてはいるが、毎日降り続く雨を見ていると、なんだか恨めしい気持ちになる。



雨の中、庭をみつめ、今後やらなければいけないことを考える。想像力を働かせこの先3週間程度にやるべきことをリストアップするのだ。

土用の間であっても、間日という日があり、その日には土いじりをしていもOKということになっているから、間日に作業ができるように、プライベートの予定を組む。

雨が続いていると裏庭の草たちも茂ってくる。いわゆる雑草と呼ばれる類の植物だ。それらのコントロールも課題のひとつ。

気を抜けるところなどない。全方位に向けて「やるべきこととやりたいこと」の重要度を考えて、作業の段取りを組んでいく。



作業の段取りを考える間、雨の恵みというものも考えてみる。雨が降らなければ降らないで、水やりが大変だと嘆いている自分の姿が浮かぶ。

だから、雨のおかげで緑は育つのだからといい聞かせてはみるが。

それでもやはり、太陽の光を浴びながら輝く植物たちの姿をみたいと願う。

8月6日に夏の土用が終わるまで、体調管理に気を配りつつ、作業を粛々と進めていきたい。


for reference