#ボドゲの話をしよう。#湘南ボドゲ会 レポ(10月編)
#ボドゲの話をしよう 。
どうも、死に急ぐ生命の果実です。
ボードゲームを遊ぶ人には皆それぞれ悩みがあります。
ボードゲームって難しいの?
買ってみようと思ったけどどこに売っているの?
どんなゲームやったらいいのかわからない!
そもそも遊ぶ相手がいない!
さて、こんなときはどのようにしたらいいのでしょうか。
今回はそんな悩みを一気に解決する「ボードゲーム会」というイベントのご紹介です。
ひと口に「ボードゲーム会」といってもその形式は様々です。
そもそも募集はどこでやってるの?
開催期間はいつ?
場所はどこ?
参加のための条件は?
などなどいろいろありますが、多くの場合は集まった参加者が一緒にボードゲームを楽しむという点は同じでしょう。
参加したボードゲーム会の話をちょいちょいこうして記事にまとめていくので、興味のある方は参考にしてみてください。
本日はまーぶるさんの主催する「湘南ボドゲ会」に参加してきましたので、そのレポートとなります。
ざっくり以下のような内容でお話していきたいと思います。
会場
■開催場所
茅ヶ崎login (茅ヶ崎市 幸町3-26 植辰ビル3F )
※最寄り駅
JR東海道線「茅ヶ崎駅」
*「横浜駅」からだいたい30分くらい
時間はかかりますが、東海道線は停車駅が少ないため、アクセスはそんなに悪くはありません。
今回は公民館や地域の施設ではなく、Cafe&Barをイベントスペースとして貸し切ってもらってのイベントです。
2700円と少々会費は張るものの、ドリンクバーやビュッフェ形式のお食事もあるのでお値段感的にはトントンといった印象。
雰囲気
参加者はだいたい20人~くらい?
みなさんボードゲームが好きという共通点があるので、話題には事欠きません。
全体的にアットホームで、にぎやかな雰囲気でした。
みなさん人当たりやプレイマナーもよく、快適に一日を楽しめました。
途中で下ネタを叫びながら入室した方もいらっしゃいましたが、基本的には初心者の方もWelcomeです。
遊んだタイトル
ここからは遊んだタイトルをメモ。
なお、リンク先は「ボドゲ―マ」さんのデータベースに。
みなさんの遊んだ感想やレビューなども見られるので、興味がある方は参考にしてみてください。
ito レインボー
SNSでめちゃくちゃいいねされそうな投稿は?
パーティー系の名作「ito」のバージョンアップ版です。
今回はほぼ初対面のメンバーで遊ぶということもあり、最初のゲームに最適とチョイス。
1~100までのランダムに配られる数字を見て、みんなでテーマに沿って自分のカードの数字を表現し合います。
もちろん、数字を口にするのはアウト。
イイ感じで自分の数字が順番の位置に収まるように、数字の表現をしましょう。
ちなみに、「ito」と「itoレインボー」の違いは以下。
続編というよりも、きちんと「バージョンアップ版」のような内容のようです。
カードサイズがコンパクトに
お題カードが大幅増加
出したカードの目印にマーカーが付属
カイト
砂時計に注意せよ!協力型アクション凧揚げゲーム
色とりどりの凧をイメージした、カラフルな砂時計が目を引きます。
カードには砂時計に対応した色のマークが描かれており、カードをプレイしたタイミングで対応する砂時計をひっくり返し、「砂時計が落ち切らないように」手札をすべて出し切ることが目的となります。
6本ある砂時計はもちろんリアルタイムで落ち続けるので、タイミングを見計らったり、他の人と情報交換をしつつ、適切にカードを出していかねばなりません。
砂時計をひっくり返すアクションもあり、一瞬たりとも油断ができません。
さらに、「発言禁止」「すべての砂時計をひっくり返す」「カードの強制交換」など、様々なアクシデントのカードも。
見た目はポップながら、内容はなかなかハード。さらにハードにもできる親切設計です。
キチキチキッチン
「たらこ」「お湯」「茹でる」から導き出される料理は……?
子プレイヤーはお題の料理名をもとに材料カードを集め、親プレイヤーは集められた材料カードからその料理を推理する……という、リアルタイム性のあるクイズゲームといった風合いです。
詳しくは作者様のnoteの記事がありましたので、引用させていただきます。
材料カードを集めるときは子は子同士で協力して山の中からカードを探すのですが、まぁほしいカードが見つかりません。
酷い時には「フリットってなんだ?」「ヴィシソワーズってどんな料理?」と、基礎知識が追い付かずにハラハラドキドキのスリル満点な一面も。
クイズゲームとしてのバランス感や作りの安定感もあり、大人から子供まで多くの人が楽しめるおススメのゲームだと思います。
あと、男子はちゃんと料理をしよう。
リトルタウンビルダーズ
シンプルで遊びやすいワーカープレイスメントゲーム!
人気タイトル「アグリコラ」などの存在もあり、「ワーカープレイスメントはやってみたい。でも、重いし時間もかかるんだよなぁ……」といった印象を持っていたため、食わず嫌いなジャンルだったのですが。
この度「リトルタウンビルダーズ」をやってみて印象が変わりました。
全員共通のボードに対してコマを配置し、資源を得て、それを元手に町を発展させていく……という要素はそのままに、「シンプルに」かつ「多彩な戦略」が取れるよう方向性を特化しているようです。
プレイ時間も短いので、初心者でも何度もやり込める奥深さがあります。
THAT'S NOT A HAT
あの時贈ったプレゼント、なにか覚えてる?
先に言います。
疲れているときにはやりたくないタイトルです。
絵柄の描かれたカードを覚え、名前を宣言しながら隣の人に渡す。
隣の人からも名前を宣言しながらカードが回ってくる。
しかしながら。
そのカード、本当に絵柄と名前は一致しているのでしょうか???
もちろん、カードを正確に覚えているのに越したことはないのですが、その実は「渡した相手からダウトを受けなければ間違えていてもセーフ」なので、記憶があやふやでも自信をもって宣言することも時として大事なのです。
記憶力とハッタリの絶妙なバランスが、普段使わない脳の領域を刺激するので、とても面白いゲームです。
が、やっぱり疲れた時にはやりたくない……カナ?
老師敬服
その行い、敬服に値するか……?
あなたは道場の老師となって、弟子たちを鍛えて道場を運営します。
限られた手番、限られたリソース、それらをどう乗り越えていくのか。
それは、素晴らしい行動をとり、他の老師に敬服させることです。
プレイヤーは衝立で他プレイヤーから手元を隠し、弟子とアクションを組み合わせてそのラウンドの行動をプランニングします。
ここで、他のプレイヤーが思わず「真似をしたい!」という行動計画にすることがポイントです。
他のプレイヤーは素晴らしい行動をした老師に「敬服チップ(得点)」を渡す代わりに、同じ行動をとることができます。
如何にして自分のターンで他プレイヤーから敬服を集め、自分は適切なタイミングで他プレイヤーに敬服をして行動をコピーする。
この読み合いがおもしろく、慣れれば慣れるほどやりこみたくなります。
ゾン噛まPARTY!!
ゾンビに噛まれてウイルスに感染しました。
ゾンビワクチンを作ることにしました。
あれ?材料が一人分足りません。
というわけで、最後のひとりにならないようにカードを揃えていくゲームです。
山札から一枚カードを引き、手札に同じ種類のカードが3枚集まればワクチンを作ることに成功です。
ワクチンが完成したら、そっと手札を伏せてください。
それに気づいた他の人は、カードが揃っていなくても手札を伏せてかまいません。
こうして、最後まで真面目にぼーっとしていた人はゾンビになってしまいます。
こちらも作者様の説明ページが非常にわかりやすいので引用させていただきます。
出禁
出禁にならないようギリギリを攻めろ!
店主役はチェックリストの中から10個、「自分の店でこれをやらかしたら出禁にする」という項目を選びます。
プレイヤーは、チェックリストと対応した出禁条件の書かれたカードを受け取り、「チェックリストの項目に該当せず」「かつギリギリのラインの高得点を狙い」「5枚カードを出す」ことを目指します。
ゲームとしてはシンプルですが、本質としてはそこから派生する会話などを楽しむ風合いのゲームのようです。
アダルティックで大人向けのジョークのわかる人向け、ある意味オシャレなタイトルですね。
SCOUT!
そのカード、SCOUTにつき。
非常にシンプルながら、よく練り込まれているという印象のゴーアウト系。
ルールは大富豪と同じく、場の札よりも強い役を手札から出し、手札がなくなれば上がりといったもの。
ただし、いくつか特殊なルールがあります。
ひとつめ。
同じ数字や連番で出すことでより強い役になるのですが、受け取った時からカードを並べ替えてはいけないという点。
間を抜いて役を成立させるか、あるいは役を崩して攻めるべきかが悩ましいです。
もうひとつは、スカウト。
相手にチップを支払うことで、場に出ているカードを手札の任意の位置に差し込むことができます。
これにより、手札の役を成立させて攻める手段が生まれることも。
ただし、ゲームのスピード感はかなり早く、一手番、一回の判断ミスが命取りになります。
そのスピード感もあり、何度でも繰り返して遊びたくなる完成度です。
XING(バッティング)
その宝石がほしいのはあなただけ?
名前の通り、バッティングをテーマにしたゲームです。
いくつかの台の上に宝石が置かれています。
宝石は色ごとに得点があったり、役を揃えることで点数が増えたりします。
宝石を獲得する手段は簡単。
せーのの合図で誰ともかぶらない宝石台を指せば、その宝石はすべてあなたのものになります。
ただし、かぶってしまったらその台の宝石は誰も手にすることはできません。
シンプルながら、読み合いや駆け引きが上質なタイトルです。
レジスタンス:アヴァロン
チーム戦の正体隠匿ゲーム
汝は人狼なりや?に代表される正体隠匿系と呼ばれるジャンルの中でも、チーム戦でかつゲームマスター不要の新機軸を打ち出した「レジスタンス」に、さらにアーサー王伝説のキャラクターを乗せたバージョンです。
ヒットした人狼で課題となっていたのは二点。
進行役のゲームマスターが必要なことと、脱落したプレイヤーはその後ゲームに参加できなくなることです。
その二つの課題をシステム的に解決したのが、このレジスタンスです。
プレイヤーは善と悪のふたつのチームに分かれ、ミッションに挑戦します。
ラウンドは「チームメンバーの選定」→「チームメンバーの認可」→「ミッションの成否」から成ります。
善はミッションを成功させたい、悪はミッションを失敗させたい。
しかしながら、どちらもまずはチームメンバーに入るためにアピールしなければなりません。
さらに、認可のフェーズでは誰が承認して誰が承認しなかったのか、それによってプレイヤー間で誰が誰をどう思っているのか、策謀が浮き彫りになっていきます。
最後まで脱落するプレイヤーがおらずゲームには参加できるのは、人狼からの見事な改修点であると言えましょう。
ニュースの時間ですS(スペシャル)
笑ってはいけないニュースキャスター24時
ニュースキャスターとADチームに分かれます。
ところどころ空白のある原稿をニュースキャスター役が読み上げるのですが、空白の部分をADがそれぞれ大喜利形式で埋め、ニュースキャスター役を笑わせることを目指します。
もちろん、ニュースキャスター役は笑わずに読み切らなければなりません!
こちらも公式サイトの動画などの方が、より雰囲気を感じ取りやすいでしょう。
引用させていただきます。
番外:リフトイット!パーティ
頭を使うボードゲーム、です。
プレイヤーの頭部に取り付けたクレーンでブロックをお題通りに組み立てるアクションゲームです。
ブロックには穴が空いており、頭部からぶらさがったクレーンのフックにひっかけて積み上げていきます。
いやもう、いいバカゲー。
公式サイトにゲーム内容がマンガ付きで紹介されいるので引用。
筆者は実際にはプレイしていないので番外とさせていただきましたが、アルコールオッケーの会場だったせいもあり、プレイヤーのみなさんは大盛り上がりで非常に楽しそうでした。
大人が大真面目に遊べるパーティゲームっていいね、やっぱ。
番外:デロス島のゲーム
ゲームなのでルールは守る。いいね?
というのも。
「詳細を説明してはいけない」というのがルールなので、紹介できないんですよね。このゲーム。
かつて「これはゲームなのか?展」という企画展がありました。
これはゲームを「ルールがあることで生まれる現代美術」ととらえ、「果たしてどこまでがゲームで、どこからがゲームでないのか」「何を満たしたらゲームはゲームになるのか」という観点で試作された様々な新しいゲームに触れることができる、非常に挑戦的なイベントでした。
その展示会の目録に付録としてついていたのが、件の「デロス島のゲーム」です。
前述の通り紹介はできませんが、パッケージにある公開情報は掲載してもよいでしょう。
願わくば、興味のある方の手元に届かんことを。
その後…
13時から行われたゲーム会でしたが、途中夕食もはさみ……
今回はお食事メニューもありということで、パスタやフライドポテト、ウインナーやたこ焼き、チャーシューなどもいただいてきました。
人数もわりといたはずなのですが、それでも種類も量も十分で満足です。
あ、調子のいい時は生ハムとかもあるみたいです。
22時半をもって撤収。
今回はお酒も食事もありで、貸し切りの会場ということでテンションも高めで楽しむことができました。
とはいえ会場を撤収するときは、来た時と同じように綺麗に片づけるのが使用させていただくときのマナーです。
みなさまも興味ありましたら、近くのボードゲーム会などに参加してみてはいかがでしょうか。
きっと楽しい一日になると思います。
本日僕から伝えたいことは以上です。