見出し画像

#ボドゲの話をしよう。「始まりにあたって」

#ボドゲの話をしよう
どうも、死に急ぐ生命の果実です。

ボドゲ……つまりボードゲーム、もしくはアナログゲームと聞いて、みなさんはどのようなものを想像するだろうか。
人生ゲーム?
Nintendo Switchの桃鉄?
トランプの大富豪なんかも、広義の意味ではボードゲームに入るだろう。

ちなみに、ボードゲームとアナログゲームの呼び分けの定義は微妙に曖昧だ。
口に出しやすい・略称が馴染んでいる・認知度が高いという点で、ボードゲーム(ボドゲ)は浸透しているだろうか。
一方、アナログゲームはボードゲーム・カードゲーム・その他紙と鉛筆を使ったTRPGなど・非電源系ゲームと言われるものの総称だ。
例えば広義ではゲームブックなんかもアナログゲームに含まれることもあるだろう。

本記事では特に注釈がない限り、ボードゲーム(ボドゲ)で一旦統一したいと思う。
決してアナログゲームという呼び方を軽視しているわけではなく、あくまで認識のしやすさを優先したということでひとつ。

さて。
一応、筆者もボードゲームを嗜む人間のひとりだ。
リアルでメンツを揃えることが社会人としてはなかなかハードルが高いのでそう頻繁には開催できないが、昨今はボードゲームカフェの隆盛などもあり、その気になれば始めやすい趣味なのではないかと思う。

ところで。
ボードゲームというものは、非常に美しい思わないだろうか?

そう、美しいのだ。


あ、引かないでいただきたい。
すみません。

ええと。

いわゆるコンピューターゲームは、おもしろさや魅力が比較的体感しやすいと考えている。
たとえばドラクエなどRPGで言えば、主人公になって壮大なストーリーを追体験していくという楽しさ。
たとえばスーパーマリオなどアクションゲームで言えば、マリオを自由自在に操作してステージをクリアしていく楽しさ。
たとえばテトリスなどパズルゲームで言えば、一気に消したり連鎖をしたり、パズルを小気味よく解いていく楽しさ。
こういったものがあるだろう。

それに加えて、BGMやSEなどのサウンド面、美麗なグラフィックなど、楽しさを補助する要素も盛りだくさんだ。

一方、ボードゲームはどうだろうか。

トランプを想像してみていただきたい。
1スート13枚のカード×4スートと、ジョーカーが二枚。
コンピューターゲームと比較しても非常にシンプルだ。
無機質と言ってもいいだろう。
用語的にはアブストラクトという。

アブストラクトゲーム (Abstract Games) とは、ゲームの分類の1つで、名前通り抽象的(アブストラクト)で、元となった現実の出来事(テーマ)などとゲームの内容とが余り関係のないものになっている(高度に抽象化されている)ゲーム、あるいは具体的なテーマが全く存在しないゲームを指すことが多かった。

Wikipediaより

しかし、このたった54枚のカードで、無限とも言えるゲームが楽しめる
シンプルなカードを使い、ルールに従うだけで、時にはヒリつくような真剣勝負、時には老若男女を問わず皆で楽しめる時間が体験できる。

コンピューターゲームのハードやソフト、サウンドやグラフィックがなくても、おもしろいゲームは、おもしろいゲーム足りえるのだ。

よく考えると、これはとても不思議なことではないだろうか?

この #ボドゲの話をしよう。の記事では、筆者が実際に遊んで楽しかったゲームを紹介しつつ、「なぜ楽しかったのか」「どの要素をもって、なにを楽しいと感じたのか」を回顧し、分析していきたいと考えている。
#ソシャゲの話をしよう。では、主にゲームを運営する手法について考えているが、こちらでは「仕組みから楽しさを感じさせるメカニズム」をひも解いていきたいと思う。

あと、所持しているボドゲの整理も兼ねる。ええ。

それでは、もしよければ今後お付き合いいただきたい。
この記事を通して、少しでもボードゲームに興味を持っていただければ非常に嬉しく思う。

本日僕からは以上です。

いいなと思ったら応援しよう!