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人生の困難を乗り越える秘訣

 人生に困難は付き物ですよね。今回は、生きやすくなる人生や困難についての捉え方の秘訣についてお話していきたいと思います。

 どんなに順風満帆に見える人においても、時に辛い壁に突き当たるものです。つまり、人生には辛いことはつきものです。あなたはそのような時、「私の何が悪かったのか?」と考えがちですか?それとも、「これは運命だ、一つの大きな勉強をしたのだ」と思い、辛い中でも何とか次に進もうとしますか?

 今回は、催眠療法を通して得られた輪廻転生についての情報を基に、死生観と幸福について考えてみたいと思います。

 生まれ変わりを研究する飯田史彦氏の『生きがいの創造』の一文で、ワイス博士が催眠療法を施術していた時にクライアントの口から話された文章として、次のようなものが引用されています。

大切なことは、忍耐とタイミングだ。すべてのことには時(タイミング)がある。人生をあせってはならない。人生は多くの人々が期待するように、うまく予定通りにいくことはない、したがって、人はその時々にやってくるものを受け入れ、それ以上を望まない方が良いのだ。

 生命には終わりはない。人は決して死なないし、本当は、あらたに生まれるということもない。ただ、いくつもの異なる場面を通りすぎて行くだけなのだ

 催眠中の単なる夢想による語りというには、あまりに深遠で叡智に富んだ言葉だと思いませんか。

 また、一節には、人々の宿命について次のように書かれています。

「・・・未発達な魂ほどくわしい設計図を必要とし、どの時点でどのような問題に直面して、どういう解決方法を選ぶと正解であるかということを、細かく予定してから生まれてきます。しかし、発達した魂になると、人生の大まかなアウトラインだけをつくって生まれ、わざと困難な状況に身をおいて、より創造的な人生を送ることもあります」

 これにより、直面する問題について、あまりに自責的になったりするのではなく、流れに身を任せるという考え方が時に必要であるということが伺えます。最近流行の仏教思想を基礎とするマインドフルネスという心理療法の基本的考え方の一つ、「あるがままを受け止める」というのも、納得がいきますね。

 一方で、ホイット博士の施術によるクライアントたちで、あの世できちんと計画を立てないまま生まれてきたことを告げる時、必ず不安そうな表情をするといいます。一方、きちんと計画を立てて生まれてきた人は、催眠状況下において、たとえそれが困難に満ちた人生計画であっても淡々としているといいます。

 時に、病気をもって生まれ、さほど長くない人生を歩む子どもたちがいます。しかし、彼らの多くが、幼くともまるで自らの運命を悟っているかのように、自分のことよりも周りの人たちに気遣い、辛い治療に耐えているものです。それも、このように自分の決めて来た人生計画をどこかで感じているからなのかもしれませんね。

 「自分の人生は、自分が選んで決めて来たもの」と考えると、たとえ人生で困難に遭ったとしても、誰かを責めて不満いっぱいで生きるのではなく、より前向きに進んでいけるようになるのではないでしょうか。また、どんなに困難な人生でも、それが自分の成長のために用意されたギフトと考えると、感謝を持って人生を歩めるかもしれません。そして、それが結果的に幸福な気持ちになる秘訣なのかもしれませんね。

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