『梅仕事』梅コーディアルシロップ作り
二十四節気の芒種(6月5日〜6月20日頃)も半ばになりました。
芒種(ぼうしゅ)とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃のこと。
稲の穂先にある針のような突起を、芒(のぎ)と言う事からきてるそうですよ。
と同時に梅雨にも入りました。ジメジメとして家のカビ対策大変ですよね。体も同じように体内に湿が溜まりカラダがだる重い、むくむ、食欲がなくなって冷たい飲み物ばかり飲んでいると悪循環で体の代謝が悪くなり、なんかスッキリしないモヤモヤ体調不良になりがちです。又、細菌等も繁殖しやすいのでウィルス系の疾患も注意が必要です。そんな水溜り体質にならないようにデトックスしていきながら、邪気が侵入する口・鼻などの粘膜、皮膚などをケアして胃腸の調子を整える薬膳食材を取っていき、体調を整えていきましょう♪
今回は、外出が億劫な梅雨にコツコツやる梅仕事をやってみたので綴ります。
ー梅麹コーディアルシロップ-
⬛︎材料
青梅 1kg
上白糖 1.1kg
乾燥麹 100g
オレガノ 適量
保存瓶 2ℓ用 (保存瓶が入る鍋に
水と瓶を入れ沸騰させ煮沸します。)
小田原の梅、青梅を使って梅麹シロップを仕込んでいきます。
①先ずは、水で良く洗って下手を爪楊枝で取っていきます。
無心の境地で一個づつ丁寧に…
甘酸っぱい香りが部屋中に満ちて幸せな気分になります。
ヘタを取ったら水分をとっておきます。
②梅の下ごしらえが済んだら、発酵が進むように梅をカットしときます。
③消毒し清潔な保存瓶に砂糖と梅を交互に入れていきます。
今回は、湿をとってくれるハーブオレガノも入れました。
最後は、砂糖で梅が見えないようにして、発酵するように布巾等でフタをします。
④今回は、上白糖で作ったので1〜2日で砂糖が溶けます。
清潔なスプーンで時々混ぜ1週間ほどで梅が浮き上がってきたら完成!
⑤梅麹とシロップをザルで漉して、別々に保存します。
甘酸っぱい梅の香りが口いっぱいに広がって喉が潤ってきます。
水、お湯、炭酸水で割ったりして楽しんで下さい。
🌱梅の効能
梅と言えば疲れた時に!
疲労回復に効くクエン酸・りんご
酸・酒石酸を含んでいて、引き締め効
果と同時に体内を潤してくれるので、
咳や喉の渇いた時に良いです。血圧の
上昇を抑え動脈硬化予防にも◎
昔からお弁当に梅干しを入れておく
と、腐敗しづらくなるといわれます
が、細菌の増殖を抑えてくれる効果が
あり、胃腸を整え食欲増進してくれま
す。又カルシウムの吸収率をアップし
て骨粗しょう症予防にもなりま
す。生薬に烏梅(梅を燻製して黒くし
たもの)があります。酸梅湯が有名で
こちらは、又の機会に紹介したいと
思います。
🌱オレガノの効能
馴染みのあるハーブですが、気を巡ら
して体の湿をとってくれます。湿疹に
効果があり皮膚の痒みをとってくれま
す。鎮静効果もあるので、イライラや
不眠の時等にもいいですよ。
🌱砂糖の効能
上白糖、甘いモノはダイエットの敵み
たいなイメージですが、疲れた時は甘
い物もいいです。体を潤して咳にも、
胃腸を整えてくれます。又、二日酔い
にも効く面もあるので、そんな時は
オススメです。
⬛︎残った梅リメイク
取り分けた梅は、台湾でポピュラー
なデザート茶梅にしました。
梅20粒位
ほうじ茶大さじ1
水350ml
①鍋でコトコト煮ます
②梅を取り出し保存容器に入れ冷蔵
保存。
そのまま食べてデザートに、ジャム感覚でトーストにのせたり、甘酸っぱい味がクセになります。
今しか出来ない梅仕事、梅のヘタ取りはコツコツ、数人でお喋りしながらやればあっという間に、後は美味しくなるのを待つのみです。
簡単に作れますので夏の疲れを取って楽しい時間を過ごしましょう✨
最後迄お読みいただき有難うございました。
では、又ゆるりと綴ってまいります👋