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朝、目覚めたら、そこにセレッソライフが。<新版>

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「大阪の街の誇り、みんなの人気者!」ぼくの愛するJリーグクラブと、ともに過ごした三〇年。それは何気ない朝の目覚めからはじまった。ジェットコースターと呼ばれるセレッソ大阪をサポート…
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2024年6月の記事一覧

第一二節 国立の夜

 生まれ育った大阪市大正区からJR鶴ケ丘駅周辺へと引っ越して、はや半年以上が経過している…

cerebaka
5か月前
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第一一節 芝生の上の革命

 革命家になるためにはいったいどのような資質を持つべきなのだろうか。こと細かく管理できる…

cerebaka
5か月前
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第一〇節 悲喜交交

 人生にはいくつかの転機がある。何度か訪れているように見えても、変化の乏しい瞬間が存在し…

cerebaka
5か月前
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第九節 天狗

 ジャパンフットボールリーグという荒行と呼ぶに相応しい長きに渡る戦いが終了した。休息すら…

cerebaka
5か月前
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第八節 お遊戯会

 子供のドタバタ劇を見る親の気持ちは如何ほどだろう。幼稚園児の頃、お遊戯会で田原坂という…

cerebaka
5か月前
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第二章 第七節 ”初めて”の日

 第三回ジャパンフットボールリーグ。通称JFL。Jリーグに昇格するために避けては通れない…

cerebaka
5か月前
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第六節 へその緒

 愛する我がクラブ、セレッソ大阪にとって大事な ― 最初で最後の一年であってほしいと切に願って止まない ― ジャパンフットボールリーグが間近に迫っている。  とにかくぼくが考えていたのは初戦の重要さだった。なんといっても開幕戦に勝つと負けるのとでは、初詣で引いたおみくじが大吉か凶かよりも優先度が高い。どう考えても。  もちろんスタートダッシュは大事だけど、人生と同じく最後の瞬間から逆算した結果としての今日が存在することもぼくは知っている。だから全試合がラストスパートだ。いや、

第五節 神戸、泣いてどうなるのか

 ”思い出したくない記憶”というものが、ひとつやふたつは誰にだってある。受験に失敗したこ…

cerebaka
5か月前
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第四節 狼

 どんな世界にも名もなき歌ってものが少なからずある。  満員のスタジアムで歌声になること…

cerebaka
5か月前

第三節 誇り

 新しいサッカークラブの名称がセレッソ大阪に決まった。セレッソとはスペイン語で桜を意味す…

cerebaka
5か月前
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第二節 ファーストシュート

 オリジナル一〇。Jリーグ発足時に名を連ねたクラブはそれだけでレジェンドとしての風格が漂…

cerebaka
5か月前
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第一章 第一節 新聞記事

 朝の目覚めはだいたいこうだ。  時計を見ると六時三〇分。起床時間が昨日と変わらないこと…

cerebaka
5か月前
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プロローグ 長居にて

 天地がひっくり返ったとしてもこれだけは言える。  サッカーは九〇分プラスアディショナル…

cerebaka
5か月前
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すべてのセレッソ大阪サポーターに捧ぐ。そして、

「大阪の街の誇り、みんなの人気者!」  ぼくの愛するJリーグクラブと、ともに過ごした三〇年。それは何気ない朝の目覚めからはじまった。ジェットコースターと呼ばれるセレッソ大阪をサポートするのは本当に楽じゃない!!  果たして、これは真実なのか?  それともフェイクなのか?  物語なのか?  ノンフィクションなのか?  人生の一部なのか?  それとも人生そのものと言ってしまえるのだろうか?  現実と妄想を行き来するサポーター人生「サポーター生」をぼくは歩み、そこで目にしたものたち