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都市と若者の社会学【愛すべき渋谷のすべて】

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写真承諾率から考える 若者の「寛容さ」の正体とは? 現在は、渋谷でフィールドワークをしながら研究を進めています。
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渋谷で若者500人に声をかけて分かったこと

渋谷で若者500人に声をかけて分かったこと

タイトルを見て僕をナンパ師かなんかだと勘違いしないでほしい。

僕が渋谷で声をかけているのは「ナンパ」のためではなく
「研究」のためである。

僕は社会学部に所属していて、
「都市と若者の社会学」について研究しているのだ。

この研究では、「人が他者に対して〈寛容〉になるときの条件」を解明する。

そしてこの研究の成果は、下記に役立つだろう。

「結局ナンパかい!」と思って記事を閉じないでほしい。

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いま、宮下パークがヤバい。|写真でみる「Chillすぎる公園」

いま、宮下パークがヤバい。|写真でみる「Chillすぎる公園」

僕は変態かもしれない。

宮下パークが好きすぎて、でもなぜ好きなのかは自分でも分からないが、それでも好きで、ここにいる人たちの写真を撮っている。

そしてあることに気づき、ついには宮下パークの論文を書くことにした。とんだ酔狂な男である。

そもそも、僕が「渋谷」を研究のフィールドにしようと決めたのには、「宮下パーク」という特異な空間の存在があったからだ。

渋谷駅から徒歩3-5分という好立地な場所

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「宮下公園」から「MIYASHITA PARK」へ|変遷の歴史

「宮下公園」から「MIYASHITA PARK」へ|変遷の歴史

喧しい渋谷の中心地に現れたオアシス、"MIYASHITA PARK"

心地よい空間、アーティスティックな天蓋、治安のいい周辺地域。表面的に見ればポジティブな現状でも、歴史を学ぶことで見え方は変わってくるかもしれない。この場所が誰かにとってのオアシスになったのであれば、それは別の誰かのオアシスが失われたということでもある。

宮下公園の変遷をさらっていくことで、それに纏わる利害関係も見えてくる。ま

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