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2つ目の理由は何か?

今週から流石に堰を切ったように一気に各地の製造事業者さんが来社が続きます。オンラインだと熱量が伝わらないとカンブリア宮殿の影響もあって皆さんの3月のアポイントが大きくずれ込んできてます。

方々はそれぞれ溜まっていた想いがあふれてこぼれている感じでした。
丁度このタイミングで皆さんこれからのことを考えたり、社内の新たな取り組みを再開されたりされているようです。来社やオンラインでのご相談の先は小さな会社ばかりではなく下請けの事業でも何百人の従業員を抱える工場の社長さんたちもいらっしゃいます。

相談内容は殆どが「商品作りたい」とのこと。毎回必ずどの事業者さんにもうかがっていることは「商品作りたい2つ目の理由」を必ず確認しています。

そこに会社の課題が潜んでいるケースが多い。形あるものである必要がなければ解決方法が商品でなくても良いと思っています。日本の製造業の技術で作ったものは決して安い商材にはなかなかなりづらいわけで。何かを起点に継続できる方法が見つかれば良いかと。要は会社が潰れなければいいと僕は思っているので。

開発依頼されてもすぐにデザインしないケースはあります。依頼される皆さんが僕たちに正しい依頼をしてくれないとかかった費用が無駄になるかもしれない事態になるかもしれない。そのためにきちんと何のために必要なのかを頼んで誂えできるようにしないとお互い良い結果に向かえない。その課題を一緒に探す時間も貰えれば有難い。

仮にデザインチームと打ち合わせしてもオリエンが不十分なままだと設計に進んだとしても決定していく段階で決めきれない事になる。

そこを考えないままで、デザイン側からの提案の丸々鵜呑みでは、いつもの下請けモードが発動して作る事はできる。けれどそれは仕事の依頼主が僕らに変わっただけであって自社商品とは言えない。いつもの下請け商品になる。

そして商品を作って売るのはとても大変な行為なのである。そもそも形ある物である必要がなければ別のコトでも良い。解決方法は商品でなくても良い。

時間があるわけではないので、急がないといけないのに急げないこの状況。もどかしいけれど急ぎます!

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