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図らずしも台風直撃、水を追いつ追われつ富士宮旅行。
ひと月前から予定していた小旅行、私も混ぜてといわんばかりに勝手に台風がついてきた。勘弁してほしいと思いつつ、いつものように直前に心変わりしてどっかいくんじゃないのと期待してたんですが、今回ばかりは直撃。 記録的な大雨に打たれ予定外の2泊。もう水はこりごりと身構えた3日目は、一転して伏流水の恵みに感動させられたのでした。
1日目、道すがらイオンモールの本屋で本を調達
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富士宮の旅館に向かう道すがら、あまりの雨に、これはさすがに宿の周りを歩くことも難しいと気づきました。イオンモールに立ち寄って、それぞれ本やおやつを買い込んで、おこもりの準備を整えます。
15時、宿に到着。6部屋だけのこじんまりした雰囲気。でも浅間大社への参拝客を明治時代から迎えきた、歴史ある素晴らしい宿です。
3階の部屋。お隣に他のお客さんもいたそうですが、ついぞ会うことはなかった。
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雨が弱まったころに少し外に出てみたものの、靴に浸水、あわてて宿に戻りました、外に出るもんじゃない。夕方、降りやまぬ雨と警報発令、そして濡れてしまった靴が憂鬱で、翌日帰宅の予定を変更し、延泊することに。
2日目、世俗と罪悪感から解放されて籠る
起き抜けにまずは屋上の貸し切り露天風呂へ。小さな旅館なので、他のお客さんと鉢合わせすることなく、のんびりつかります。もちろん外は土砂降り。
お風呂上りのぽかぽかのまま部屋に戻り、いざ、おこもり時間。
大雨が町の音をかき消し、世界から隔離された雰囲気に。しかも前日、女将さんには「お布団は自分たちであげます」と伝えていたので、和室にお布団の最高のだらだら空間。
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お昼、小雨になったタイミングで近くのお好み焼きやさんへ。富士宮やきそばととろろの入ったお好み焼きで満腹。
再び部屋に戻って本を読んだり、うたたねしたり、お茶を飲んだり、おやつ食べたり、本を読んだり。そのうちに少し空が明るくなっていました。
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台風が去りました。明日は晴れそう。あっという間に変わりゆく天気に少し寂しさを感じつつ。
3日目、浅間大社にこんこんと湧く富士山の伏流水
最終日も朝風呂からスタート。屋上の露天風呂からは富士山が見えます。
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最後の朝食に舌鼓をうち、荷物をまとめたら後ろ髪をひかれつつチェックアウト。台風のことを恨めしく思っていましたが、おこもり時間で身も心もリラックスできて、むしろよかったかもしれない。
晴れたし、せっかくなので浅間大社へ。ここからは写真が続きます。
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境内には「湧玉池」なる看板とともに、大きな池が。透明で、水底が見えます。尽きることなくこんこんと湧き出る水。富士山の伏流水だそう。
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見渡すと、みんな靴を脱いで、水に足をつけています。
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水が溜り流れているだけでどうしてこんなに惹かれるのか。前日の大雨には恐ろしさを感じていたのに。
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池から流れ出る川を追いながら浅間大社を後にしました。静岡駅周辺とはまた趣きの異なる富士宮の町並み眺めながら散歩。
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最後に、富士山世界遺産センターへ。
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館内の中央にはメインの展示として、薄暗いらせん状のスロープがぐるりと上に伸びています。スロープを囲む壁面には富士山で見られる景色が投影されており、スロープを登るとともに、一合目から頂上までの富士登山を疑似体験できる仕組み。
面白い仕掛けで、想像以上に長時間の滞在となりました。もう一度見たいので、今度はしっかり時間をとりたい。
富士宮、いいまち
大雨だし仕方ないなぁと言いながら、温泉宿でごろごろする二日目は、結果的にとても贅沢で幸せな時間となりました。スマホもできるだけ触らないでおこう、と電源切ってみたり。
最終日は晴れたので、宿の周辺を無理ない範囲でのんびり観光。あんなに浅間さんの水が綺麗だなんて知らなかった。静岡市からは車で小一時間、隣町の距離感ですが、富士山信仰と伏流水の恵みを体感できる町並みが新鮮で、近いうちに町歩きを目的に再訪したいと思っています。
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今回の旅のお供はSony α7c+SIGMA 24-70f2.8。最小限の荷物にしたいときはこの組み合わせに落ち着きつつあります。なんでも撮れる便利な焦点距離だし、ズームレンズとは思えない透明感がでるので重宝しています。