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一年経った。児童養護施設の方が楽しかった。

里子が我が家に引越して来て、ちょうど一年経った日。
一年前の今日なんの日だったか覚えてる?と聞いたら、『お引越しだ!!』と覚えていた。
ダンボール箱2つとランドセルだけでやって来た里子の持ち物もだいぶ増えた。

一年頑張ったね〜
私も夫も、実子の娘達も頑張ったよぉ〜
なんて話をしていたら、

『◯◯ の方が楽しかった😩と…。
(◯◯は児童養護施設で暮らしていたお家の名前)

あぁ、そうでしょうね!!

我が家は2人ともフルタイムの共働き。
自分のことは自分でやる。
家のことは大人も子どもも協力して全員でやる。
それが当たり前として、そうじゃないと成り立たないものとして、20年近くやってきた。
家にいる時間は、大人も子どもも「やらなきゃいけないこと」で大半が埋まってしまう。
(だからこそ、やらなきゃいけことは協力して片付ける!)

施設にいた時はまだ幼稚園児だったので、宿題だったり翌日の準備だったり、本人がやらないといけないことも小学生になった今よりずっと少なかった。
それも加味されてしまっているとは思う。

大人はもちろん、必要な子どもの世話はするのだけれど、
施設の職員さんのように、子どもの世話をするのが主目的で家にいられる訳ではない。

施設では、子どもは子ども、大人は大人の役割分担がハッキリしていて、様々な環境下にあった子ども達に「子どもは子どもでいて良いんだよ」「家事やお世話は大人の仕事だよ」と教える方が重視されているように思う。
もちろんそれが正しい。施設はそうであってほしい。
…でも我が家で同じようには出来ないのだ、現実として。

やることが多くてめんどくさい!
厳しい!!
ガミガミうるさい!!!

と、思われているんだろうな。

スミマセンね、こんなお家で。笑
(その奥に愛と自由があることに気付いてくれるのは、きっとずっと先のお話し…)

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