ニンニクと免疫
ニンニクには、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化する効果があります。
第二次世界大戦下で、ニンニクは「ロシアのペニシリン」と呼ばれました。なぜなら、ソビエト連邦政府は、抗生物質がなくなった後、ニンニクを大量に輸入したと言われています。
ほとんどの人が年間約2〜5回風邪をひいています。ニンニクのサプリメントで、風邪にかかる回数が減少し、風邪をひいても症状が短縮することが報告されています。
Josling P. Preventing the common cold with a garlic supplement: a double-blind, placebo-controlled survey. Adv Ther. 2001;18(4):189-93.
その他、ニンニクには、高血圧患者に対して、血圧低下作用、コレステロール低下作用があります。
Ried K. Garlic Lowers Blood Pressure in Hypertensive Individuals, Regulates Serum Cholesterol, and Stimulates Immunity: An Updated Meta-analysis and Review. J Nutr. 2016;146(2):389S-396S.
ニンニクの精油には、二硫化アリルという、発ガン抑制物質が含まれており、胃ガンのリスクが低下する事が報告されています。
Kodali RT, Eslick GD. Meta-analysis: Does garlic intake reduce risk of gastric cancer?. Nutr Cancer. 2015;67(1):1-11.