11時はステーキのお時間 : サマソニ①
あたりめです。
3年ぶりにサマーソニックに行ってきました。
(※大阪会場・2日目)
最後にサマソニに行ったのはコロナ前の2019年。3年の間に著しく体力が低下しているのは分かっていたので、私はビビり倒していた。
ビビり倒し、『一に水分、二に塩分』の精神を心に留めすぎた結果だろうか。会場に着くなり開けたポーチから塩分タブレットがボロボロ落ちた。詰めすぎなんよ。詰め放題とちゃうんよ。
オレは今タブレットの下にある目薬に用があんだ。タブレット、オメェお呼びじゃないんよ。
田植えの姿勢で塩分タブレットを回収した。
最初のアーティストまで時間があったので、とりあえずご飯を食べることに。
私的夏フェス定番メシ、うどん降臨。
ハチャメチャに暑いなか、抵抗なく喉を通過する食べ物は限られている。さぁて、ツルッといただきましょu
「11時はァ!!ステ〜キの!!!お時間でっすゥ!!!!!」
ヤベェ。
ヤベェのが聞こえた。
八百屋か?八百屋が出店しとんか?
ダイソン並にうどんを吸引しながら、声の主を探す。
「昼前からステ〜キィ!食後にもステ〜キィ!ステーキどうでっかァ!!!」
主を発見した。
キャップを被ったこんがりボーイ×2だった。
大学生くらいだろうか。
「11時になりました、ステーキのお時間です」を連呼しながら、通りゆく人手当り次第に絡んでいくこんがりボーイ。オレ、オマエたち嫌いじゃないよ。
きっと12時もステーキのお時間なんだろうな。
12時を見守りたい気持ちを抑え、空になったうどんの器とこんがりボーイに別れを告げた。
'ALI'
大阪会場唯一の屋内ステージ、ソニックステージへ移動。3年ぶりのサマソニが………開幕………………す……る………………………!!!!!!!
最初に選んだのはALI。渋谷発の多国籍バンドである。多種多様な音楽ジャンルをミックスさせていて、なかでもジャズ・スカ・ヒップホップが濃いイメージ。
サマソニのラインナップを見て知り、本命ではなかったので体力のことも考え大人しくスタンド席(サイドの前方)でスタンバイ。
いや、音、パレードすぎんか?
ミュージカル観に来た?
何が起こってる?
ボーカル・LEOよ、昼間に出す声じゃなくない?
入れ代わり立ち代わるラッパーたちよ、イケすぎてない?
ALIはラッパーとのフィーチャリング曲が多い。
今回初めてステージを見たのでいつもこうなのかは分からんが、回転寿司レベルで次々と登場してきたラッパーたちがあまりにもイケ散らかしていたので若干引いてしまった。
渋い。渋いが過ぎるんよ。
意図せずPDばりの頷きと拍手をかまして終了。この場における拍手のデシベルランキング首位を勝ち取った自信がある。ありがとうございます。
とにもかくにも、
イイ音浴びて自由に踊り狂いたい奴、とりあえず全員聴いてけ〜〜〜〜〜!!!!!
って感じのステージだった。パーチー。
初手アーティストが想像の500倍イケ散らかしてきたので、この後に控えているモンスターたちを薄目で想像してものすごく不安になった。
'Rina Sawayama'
不安になったところで時間は待ってくれないので、オーシャンステージへ移動。ここで事件が起きた。
アチすぎる。(@8月の大阪)
到着時は時より小雨が降るくらいの分厚い雲に覆われていたはずが、ここにきて突如としてコンニチハしてきた太陽。これがあまりにも強烈すぎた。
この時点で軽く到着時の1000倍のアチアチ度。
コンクリートで目玉焼きが食えると確信した瞬間だった。絶対ジュって言う。ジュって。
特にマスクの中がエグい。完全に露点的なものを超えている。冷えたものを外に出してしばらくしたときのあのボタボタ現象が、私の人中含むその周辺で起こっていた。
己の人権が心配になり、まわりを見渡すと同じように露点を超えた人間がゴロゴロいた。ちゅき。リナの項目に入ってんのにずっと暑さに対する不満たれてんの笑ってしまうな。リナちゃん始まります。
Rina Sawayamaはロンドンを拠点に活動する日本人アーティストである。聞くと思わずコケるレベルの学歴・経歴があり、またLGBTQの 'B' であることを公言している。
このへんについては丁寧に書くと記事の趣旨が変わっちゃいそうなので、気になった方はゴリゴリ調べてみてください。
リナは過去にバンタンのコンサートにも招待されていて、特にナムさんは以前からリスペクトしているアーティストの1人として彼女を挙げています。コラボの話もあったようですが、コロナ禍に入ったことでスケジュールの調整が難しくなり、リリースには至っていません。ちょっとええか?
マジデ!!!!!!!オレ、ソレキキタイヨ!!!!!!!!!!?
こんなもん、棚の奥に眠らせたらアカンでランキング3位すぎるだろ。ちなみに2位は現金、1位はナマモノです。(当たり前なことを書くな)
さっき 'リナちゃん始まります' とか書いといて結局始まってないのマジでどうにかならんのか。こんなんだから一生note書き終わらないんよ。反省しよ?
リナが登場した。(やっと)
ん?ガガ様来た?
あまりにもガガすぎるオーラに笑ってしまった。登場しただけでこんなクールなことある?
この時点でステージ終了レベルの拍手が沸き起こる。わかる。(わかる)
ダンスや立ち振る舞い、目線の配り方がなんというか、めちゃくちゃ丁寧な人だった。見た人間に対して『惹き込まれる』以外の選択肢を用意してくれない人だった。くやしかった。
MCでは英語と日本語が入り混じり、満開の笑顔を見せてくれるキュートなリナ。こんなギャップ、なんぼあってもええですからね。おかわりお願いします。
リナは音楽を通じて戦っているものが明確だ。
ずっと伝えていることは一つで、そんな彼女とオーディエンスとの関係はいつだってシンプルで、エネルギーに溢れていて、とびきりの愛がある。ヤバいなこれ、めちゃくちゃクールやんけ。
彼女がサマソニのステージで伝えたメッセージは後日、ニュースや記事でもたくさん取り上げられていた。意志を持って戦うアーティストの音楽は刺さる深さが違う気がする。エ〜〜〜〜〜ン ナムさんと書いたメッセージに触れたいィ!!!!!お急ぎ便でお願いします!!!!!
暑さのピークを迎えたリナ後、「アツイ、カキゴオリ、タベタイ」と脳が騒ぎ始めたため間食を試みるも、飲食エリアが軒並み混雑していて断念した。露点を超えIQが著しく低下した人間の脳の騒ぎ方はそこそこ近しいらしい。塩分タブレット、今こそオマエの出番じゃないか。お前がエースだ。ボリボリ
少し時間を空けたあとに本命アーティストの1つが待ち構えていたので、それまでは大人しく屋内のソニックステージ・スタンド席で体を休めながら楽しむことにした。
真夏の野外フェスは本当に体力との戦いだ。無理は絶対に禁物。「せっかく来たんだからたくさん見たい」気持ちは本当にその通りなのだが、倒れちゃうと元も子もない。休憩と水分と塩分は取りすぎなくらいがちょうどいいのだ。
ところで、『気を遣ったつもりが、逆に遣えておらず、恥ずかしい思いをした』的な経験がある方はいませんか。
ソニックステージでの休憩中、まさしくそれに出くわした私はあまりの恥ずかしさから、せっかく引いた汗を再びブルブルかくことになった。オレ、汗、キライ。
アーティストのステージとは1ミクロンも関係がなく、絶妙にどうでもいい話なのだが、
元々誰かに見てもらうというよりかは自分のボヤきに近いnoteなので、もう書いちゃおう。
夕方以降のアーティストレポと一緒に、②に繋げます。(跨ぐんかい)