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【日記:自由詩】私の100%を見せる時

ハーダンガー刺繍のテーブルクロスが
まだまだ仕上がらなくて
ちょっと凹んでる
今日は風が冷たくて
庭の片付けができないから
UNDEAD UNLACKをBGVに
昼からチクチク

もうずっと前だけど
カメラマンの友人が言ったことを
ふと思い出す

頑張りすぎないことだよ
好きなことを好きでいるために
出来るだけそれを長く続けるために
俺なんかだいたい70%

そう言って笑ってた
ライブカメラマンだった
仕事ぶりを見たことはないけど
評価から容易に想像できる

だからなんだかちぐはぐだ
だけど漠然とながらも
その時なるほどなあと思った
多分彼は正しいって

今日UNDEAD UNLACKの
アンディのセリフを聞いて
なんて男前なんだろうと惚れ惚れした
最高に突き抜けてる人
そして私はあの日の答えを見つけた

世の中頑張らないことが風潮だけど
やっぱりここぞという時は
頑張らないとイケナイ
出し惜しみなんかしてはダメだ
だけど必ず「すぎない」こと
そこに120%は必要ない

壊れたら時間がかかる
だからオーバーヒートさせない
きっちり100%でストップだ

そしてその100%を出し切るために
70%でスタンバイしておくこと
あの日彼が言いたかったのは
そういうことなんだ

アンディがいつもいつも100%で
時にそれ以上で前進できるのは
UNDEAD
彼が壊れないから
瞬時にリセットできるから
羨ましいね
残念ながら真似はできない
でもそれは100%で戦うことの意味を
明確に指し示してる

あの爽快感こそが私たちの求めるものなんだ
心が満足する数字は100
誰かのためとか何かのためとか
ごちゃごちゃいらない
自分が納得すれば誰も文句はないだろう

そうそう刺繍の話だった
この作業に100%出力とはどんな時か
それは考え方によるけど
まあジリジリ結果を待たされても
繊細な意匠を施す手は止めず
ニヤリと笑えるタフネスでも育てよう
UNDEAD UNLACKを見ながら聴きながら
ゆるゆる納得の70%で
昨日までとは違うはず
晩秋はきっと楽しくなる

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