【日記】春遠からじ、青き宵の先の夢
日曜夕方、買い出しに行ったら、冷蔵スペースでなにやらトラブルがあったらしく、店舗奥の壁面半分に並ぶ全ての扉取っ手に、黄色いバリケードテープがぐるぐると巻かれ、開けないで、の張り紙が。卵も牛乳もバターもオレンジジュースも買えないんですけど……。
良いレシピを見つけてショートブレッドを焼いた土曜、もう一つのレシピも試したいからバターを追加で買わなくっちゃと思ってた私、地味に辛い。
卵も家の残りが少ないからマフィンも危うい。パンケーキ(水だけでいいお助けミックス)にするか、小麦粉は買い足せたからハードパン(低温長時間発酵の生地をSTAUBで焼くのがお気に入り)にするか……まあ、どうにかなるかとお店を出たら、空が!!!
信じられないほど綺麗な菫色が、墨色に溶けていく濃紺に抱かれて、宝石みたいに輝いていた。でも知ってる。これは一瞬の奇跡。案の定、2枚撮ったらもうすっかり闇夜。
それが今日の表紙の写真。う〜ん、いまいち輝きが……もっと明るかったのに残念……でも、私の感動が少しでも伝わるといいな。
NYの春は遅いから、まだしばらくは色のない世界が続く。だから、こんな風に自然の美しい色に触れるとほっとする。
庭では早咲きのクリスマスローズとヒースが晩秋から頑張っていたけど、いよいよスノードロップがお目覚め。「早春!」と嬉しかったのに、今夜から雪の予報! 軽く済んでくれますように。
引きこもり確定の明日は春を想って、兄と妹の自由詩シリーズ、花咲く日のお話でも更新しようかと。春の宵の夢、早く見たいなあ。