【日記と詩】午後の僕らは
忙しいから過去作のコピペに走りがち。
新作は書けないけれど何か言葉に触れていたい。
そんな時ほどそう思うから。
その結果、
時々、その中の言葉に助けられ、
時々、物足りなさに乾き苦しむ。
今には今の気持ちがあるのだから仕方ない。
でも、向き合う余力もないわけで……。
だけどだけど、
ある瞬間にポーンと異空間が広がって、
言葉が列を組んでやってくる。
彼らはきっと、無責任なつぶやき。
でももしかしたら、
それが真実なのかもと思ったり。
小さな沈黙に中に
僕らは何を見るだろう
よく回る舌も
耳に心地よい声も
何ももたらさない
必要ないんだ
果てしない世界は
やるせなさに満ち満ちて
大いなるため息の
ひいては寄せる波のごとし永遠
生きることの意味と無意味と
人であることの理由を知りたくて
感情という名の船は
いつだって沈みかけていて
世界に繰り返される騒音は
虚しさを上塗りしていくだけ
だから僕らは小さな沈黙を追いかける
砂に紛れた宝石のように
たやすく手に入るものではないけれど
そこにはきっと
知りたかった何かが詰まっている
わかっているよ
答えなんてものは一つじゃなくて
委ねられるからこそ迷いが生じて
最後の最後まで選択を迫られて
けれど多分 いやきっと
そこから取り出したものはすべて
僕らにとっての真実だ
そうあるべきだと思えた瞬間
それは僕らのものになるから
まやかしかもしれないね
でも それでいいじゃないか
小さな沈黙の中に
僕らは僕らを見つけよう
見出し画像はhohoさん。
綺麗な色は疲れた心によく効きます。