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【詩】紅茶を巡る私の物語

午後の紅茶を淹れる時、
私はいつだって
綺麗なお菓子が焼きたくなる。

茶器に合わせた小さな何かは
ぎっしりと魅了が詰まった宝石みたいに
心騒がせ、喜びを引き寄せる。

正直言えば、食べることに興味はない。
私の全てはお菓子を焼くことに
テーブルをそれで飾ることに
そしてそれらはみんな、
あなたの笑顔のために。

庭の果実をもいだあなたが
帰り道にブーケを買ったあなたが
私の刺繍をそっと撫でたあなたが
「今日はなんだろう」
そう言って笑っていてくれるために。

午後の紅茶を淹れる時、
私はいつだって
あなたの幻影を追いかけている。

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