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【140字/空想】夕焼けが包む言葉

運命からは逃れられないの?
彼は微笑んだ。
逃れられない。
だからいいのさ。
全てを忘れてしまっても
遠い約束をたがえることがない。
けれどできるなら
最後の言葉を取り戻したい。
心から望んだものを心から望む人に
いつだって捧げたいから。
彼の瞳に映る夕焼けが世界を魅了する。
私はその手をそっと握った。

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