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メルマガ小泉悠と読む軍事大国ロシアの世界戦略

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メールマガジン「小泉悠と読む軍事大国ロシアの世界戦略」の中から興味のある記事だけお手軽にどうぞ。毎週一回更新。定期購読はこちらから https://www.mag2.com/m/…
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#北極

第148号(2021年10月11日) ロシア軍の「北極艦隊」構想 ほか

【今週のニュース】北極艦隊を設立? ロシア軍で大規模人事異動ロシア軍の新型ミサイル・ロケットの試験動向  10月11日、軍需産業筋の談話としてTASS通信が報じたところによると、新型重ICBMサルマートの飛行試験が年内に2回予定されている。うち1回は11月中に実施予定であるという。  サルマートについてはこれまでポップアップ試験(サイロからの射出までやるが、実際の軌道には投入しない)しか行われておらず、飛行試験の日程は伸び伸びとなっていた。飛行試験は2022年にも継続され、

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第133号(2021年6月14日) ナワリヌイの乱総括、北極に戦闘機配備、太平洋艦隊大演習

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】ナワリヌイの乱とは何だったのか 2021年のロシアは、ナワリヌイの乱で幕を開けました。  昨年8月、ロシア当局に毒を盛られて意識不明となり、ドイツで治療を続けていた反体制活動家ナワリヌイがロシアに帰国して以降の一連の出来事です。  今年1月17日、モスクワのシェレメチェヴォ空港に降り立ったナワリヌイはその場で治安当局に拘束され、ロシ

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第132号(2021年6月7日) 北極は燃えているか(多分燃えていないという話)

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】北極で「覇権争いが過熱」?注目を集めたAC閣僚会合  5月20日、アイスランドの首都レイキャビクで北極評議会(AC)の閣僚級会合が閉幕しました。AC閣僚級会合は2年に1回開催され、これを経て議長国が交代することになっているため、ひとつの節目といえる機会。  ちなみにACの正式加盟国は米国、ロシア、カナダ、デンマーク、フィンランド、ア

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第130号(2021年5月24日) 新テクノロジーと戦争、北極の三つ葉 ほか

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【レビュー】新テクノロジーと(あくまでも戦争である)新時代の戦争 ドイツのヘルムート・シュミット大学の研究プロジェクト、Defense AI Observatory (DAIO)から興味深いレポートが出ました。 『誇大広告にご注意(Beware the Hype)』と題されたもので、ウクライナ、シリア、リビア、ナゴルノ・カラバフの4つの紛争におい

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第127号(2021年4月26日) 苦しいロシアの軍需産業 プーチン教書演説 ほか

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】ロシアの新軍備計画と軍需産業の現況 4月13日、ロシア政府附属のロシア連邦軍需産業委員会(VPK)評議会のアンドレイ・エリチャニノフ第一副委員長が国営紙『ロシア新聞』のロングインタビューに答えました。  現在策定中の「2033年までの国家兵器プログラム(GPV-2033)」について、大まかな方向性が初めて示されるなど、興味深い内容が

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第124号(2021年4月5日) ロシアの対宇宙作戦能力、新型ICBM ほか

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【レビュー】ロシアの対宇宙作戦能力に関する報告書 今回はレビューです。  宇宙専門シンクタンクSecure World Foundationが今月公表した GLOBAL COUNTERSPACE CAPABILITIES: AN OPEN SOURCE ASSESSMENTから、ロシアの対宇宙作戦能力についての主なところを見ていきましょう。 概

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第123号(2021年3月29日) 北朝鮮の新型ミサイルを巡る謎 ほか

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】北朝鮮が1年ぶりに弾道ミサイル発射 「新型戦術誘導弾」とは何だったのか●1年ぶりの弾道ミサイル発射  3月25日、北朝鮮は日本海に面した咸鏡南道(ハンギョンナムド)の宣徳(ソンドク)から2発の弾道ミサイルを発射しました。北朝鮮の弾道ミサイル発射は昨年の3月に行われたKN-24とKN-25の連続発射(計4回)以来、ほぼ1年ぶりです。

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第116号(2021年2月8日) 菅政権は北方領土問題に「戦略守勢」で臨め 北極にMiG-31ほか

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】菅政権は北方領土問題に「戦略守勢」で臨め●菅首相の施政方針演説 北方領土への言及は  2月7日は北方領土の日であり、恒例の北方領土返還要求全国大会も開催されました。  そこで今回は菅政権の北方領土政策についてちょっと考えてみたいと思います。  まず注目したいのは、今年1月19日に行われた菅首相の施政方針演説です。北方領土に関する言及

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