月曜(コミュトレ):第97週(転換力 多面的にとらえるためには、モノの本質をつかむこと)
「親が変われば世界が変わる」のCCC HUMANです。
月曜日はコミュトレというものをテーマにします。
今週は転換力(Transformation)です。
コミュトレでは「多面的に捉え、ポジティブに転換する」としています。
今日は多面的に捉えるコミュニケーションの考え方を紹介します。
そのあとにポジティブに転換できると理想なのですが、
まずは多面的にとらえることが大事です。
例えば簡単な例を紹介します。
コップに入っている水をイメージしてください。
これは何のためのものでしょうか?
まず思いつくのは、
喉の渇きをいやすものですよね。
他に使い道はあるでしょうか?
うがいをするためのもの。
口をゆすぐためのもの。
人によっては、
ペットの飲み水などが考えられるかもしれません。
しかし、コップに入った水だと、
なかなかコップを使った水という思考から
脱却することができません。
そこで、コップを忘れて、
水の使い道ということで考えてみると
どうでしょうか。
水で考えれば、
火を消したり、植物を育てたり、
金魚の水につかったり、
たくさんの水があれば、
プールにも使えます。
他にもコーヒーを入れたり、
ものを洗浄したり、
水蒸気にすれば殺菌にも使えますね。
水ということに着目すれば
使い方は無限大です。
このように、
今見えているものではなくて、
そのモノの本質をつかめば、
発想を広げることができます。
目に見えているものだけでなく
モノの本質をつかんで、
子どもと会話を広げてみてはどうでしょうか。
例えば、
親:「マスクをする生活が当たり前になったよね」
子:「うん。つけてるのが当たり前になった。」
親:「このマスクって他に使い方ないかな。」
子:「他の使い方?」
親:「うん。マスクいっぱいあるでしょ?
他の使い道ないかなって」
子:「うーん。なんだろう。。。
マスクを目のところに持ってきて、
目隠し!」
親:「あはは!面白ーい。いいね。他には。」
子:「うーん。わかんない。」
親:「この使いマスクって何でできているか知ってる?」
子:「紙?」
親:「モノによるけど、うちは不織布のマスクをつかってるの。
不織布って何か知ってる?」
子:「うーん。知らない。」
親:「不織布って、織らない布って感じかな。
服はちゃんと繊維を織って作ったりしてるの。
織らない分、作るのが安いけど、
何回も繰り返し使えないから使い捨てが多いかな。」
子:「ふーん。」
親:「で、その不織布はいろいろなところで使われているの。
調べてみようか。
(インターネットでカチカチ)
お医者さんが使うガーゼ、
赤ちゃんが使うおむつ、
お茶のパックとかにも使われているね。
他にもキッチンペーパーとかもあるかな。」
子:「そうなんだ。
じゃあ、マスクで机拭いたり、
お茶を入れたりできるのかな?」
親:「うんうん。発想はいいね。
もちろんそれ専用に使われている商品のほうがいいけど、
発想としてはそういうこと。
何でできているかわかると、
いざというときにいろんな発想が浮かぶかもね。
頭の体操としては面白いでしょ。」
子:「難しいけど、なんとなくわかった!」
いかがでしょうか。
年齢に合わせて、
会話の仕方は変えていく必要はありますが、
そのモノの本質をつかめば、
物事を多面的に見ることができます。
この発想は日ごろからこれは、
何でできているんだろうか、
どうやって作られるのだろうかという
本質に目を向けられるかがポイントです。
是非、まずは親が疑問を持って、
子どもと一緒に考えたり、
調べたりしてみてはいかがでしょうか。