耳で読む教育機会確保法・第11条
教育機会確保法第11条を朗読しました。
不登校という状態は、
多くの家庭にとって深刻な
問題となっています。
子供が学校に行かない理由は様々で、
その背景には、学業のストレスや
人間関係の悩みなどが
隠れていることが多いです。
こうした状況に対処するために、
第11条にある「公立の教育施設」
について理解しておくことは重要です。
教育支援センター(適応指導教室)
教育支援センター、または適応指導教室は、
不登校の子どもたちが再び学校生活に
戻るための支援を行う機関です。
ここでは、専門の教員やカウンセラーが
子どもたち一人ひとりの状況に応じた
サポートを提供します。
学習面だけでなく、
心のケアも重視されており、
学校復帰を目指すための準備が
整えられています。
公立夜間中学
義務教育を修了できなかった人々や、
不登校などの理由で
十分な教育を受けられなかった人々に
学びの機会を提供する場所です。
ここでは、自分のペースで学習を
続けることができます。
不登校児童生徒の受け入れも行っており、
多様なニーズに対応しています。
例えば、札幌市教育委員会では、
2022年4月に北海道で初めてとなる
公立夜間中学「札幌市立星友館中学校」
を開設しました。
公立のフリースクール的機能を持つ施設
横浜市の「ハートフルスペース」など、
一部の地方自治体では、
従来の学校形式にとらわれない
柔軟な教育環境を提供する事業を展開しています。
公立図書館の学習支援機能
公立図書館は、
単なる読書の場としてだけでなく、
不登校児童生徒向けの学習支援プログラムを
提供する機能も持っています。
図書館内には学習スペースが設けられ、
子どもたちが
安心して学習できる環境が整っています。
公民館での学習支援施設
地域の公民館でも、
不登校児童生徒向けの
学習支援を行う専用スペースなどが
設けられることがあります。
地域コミュニティとの繋がりを持ちながら学べる環境は、
子どもたちの社会的な成長にも寄与します。
ICTを活用した公立の遠隔教育施設
現代のICTを活用した遠隔教育も
重要な役割を果たしています。
地方自治体が運営する
オンライン学習プラットフォームや、
遠隔教育を行うための設備を備えた公立施設は、
物理的な制約を超えて
学びを続けることを可能にします。
義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律
第三章 不登校児童生徒等に対する教育機会の確保等
(学習支援を行う教育施設の整備等)
第十一条 国及び地方公共団体は、不登校児童生徒の学習活動に対する支援を行う公立の教育施設の整備及び当該支援を行う公立の教育施設における教育の充実のために必要な措置を講ずるよう努めるものとする。
BGMは、ぶんちゃん @bunbunmarufumi の楽曲「ゆうしゃのむらの朝」をお借りしました。
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