ドン・ファン、ドン・キホーテの「ドン」ってなに?
皆さん疑問に思って調べていると思いますが、ドンってなんだよと思うわけです。調べてみました。まず、ドン・ファン、ドン・キホーテってなに?
○ドン・ファン、ドン・キホーテとは
ハムレット、ファウスト、ドン・ファン、ドン・キホーテ。彼らをまとめて、「世界の4大主人公」
こちらのリンクから引用
伝説上の人物の中の2人だったということですね。つまり、人物名なのです。
追記:Mr.など「~さん」という意味が「ドン」に含まれているそうです。ということは、ファンさんキホーテさんという意味か。モーツァルトのオペラで《ドン・ジョヴァンニ》がありましたね。
こちらの方々の中で、ドン・ファンとドン・キホーテはスペイン人です。
シュトラウス.Rの『ドン・ファン』『ドン・キホーテ』をご存知の方はこの2曲に共通なもの(何か感じるもの)はありませんか?それは「情熱」です。
スペインは情熱の国と言われていますからね。シュトラウス.Rの《ドン・ファン》《ドン・キホーテ》はとても情熱的な曲だと感じています。
本題は以上になります。以下は余談です。
○リヒャルト・シュトラウスとは
後期ロマン派の時代の人です。(本によっては近現代とも。)ドイツの作曲家です。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでお馴染みのヨハン・シュトラウス一家とは関係ないです。
余談ですが、毎回練習時のボードに「シュトラウス.R」と書いているのはこだわりです笑(本当は「シュトラウス」だけで良いのかもしれないけども)
交響詩やオペラの方で人気です。
交響詩は《ドン・ファン》《ドン・キホーテ》の他に《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》《生涯の英雄》などが有名です。
オペラは《サロメ》や《ばらの騎士》最近東京で演奏された記憶があります。
歌曲や管楽合奏の曲も有名で、《4つの最後の歌》やモーツァルトに影響を受けた《13管楽器のためのセレナード》などが有名です。
○ドン・ファン
この曲はシュトラウスの出世作といわれています。
理想の女性を追い求めて遍歴を重ねるスペインの伝説上の人物、ドン・ファンを主題としたニコラウス・レーナウの詩が基です。ただ、叙事詩『ドン・ファン』はレーナウの遺作となった未完の作品で、死の翌年に出版されています。
初演は1889年です。
ドン・ファンとシュトラウスの関係についてはこちらのリンクがわかりやすいです。
○ドン・ファンはどんな人?
現代風でいう、やんちゃみたいな?(そんなレベルではない)
ドン・ファンはいろんなところで活躍していますね。
○ドン・キホーテ
「大管弦楽のための騎士的な性格の主題による幻想的変奏曲」と副題がつけられています。
ミゲル・デ・セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』に基づいて書かれました。
この曲はチェロとヴィオラの協奏的作品で、チェロ=主人公のドン・キホーテとヴィオラ=従者のサンチョ・パンサの役を演じています。
初演は1898年で7曲ある内の6曲目の交響詩です。
楽曲解説はN響のリンクを貼ります。
https://www.nhkso.or.jp/library/sampleclip/music_box.php?id=347&iframe=true&width=840
リンクが埋め込めていないかも…
○ドン・キホーテってどんな人?
スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説で1605年に出版された前編と、1615年に出版された後編があります。
ドン・キホーテのフルネームは、ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャです。スペイン人長い…!
○最後に
今回メインでご紹介した《ドン・ファン》《ドン・キホーテ》の音源を載せて締めたいと思います。
参考(リンクを載せた以外のもの)
http://www.age.ne.jp/x/mika22/remarks/donjuan.htm