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強迫症の認知行動療法プログラム:認知行動療法カウンセリングセンター広島
こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター広島店代表の岡村です。今回は2023年1月より実施予定の強迫症への認知行動療法プログラムについて解説していきたいと思います。オンラインでの実施もありますので全国どこからでもご参加いただけます。
強迫症とは
自分でも本当は問題ないと分かっていても、あることが頭から離れず(強迫観念)、何度も確認するなどの繰り返しの行為(強迫行為)をするため生活に支障をきたすこころの困りごとです。
強迫症状の一例
1.確認強迫
外出時にドアの鍵をかけた際、「ひょっとして鍵がしまっていないのではないか」と考え不安になり、何度も繰り返しドアの確認を行う
2.不潔恐怖
汚れていると感じる何かしらに触れた際、「このままでは病気になってしまう。手を洗いたい」と考え不安になり、繰り返し手を洗う。
3.加害強迫
車を運転中、「人をはねてしまったのではないか」と心配になり、何度も来た道を引き返して確認する。
認知行動療法でできること
認知行動療法は強迫症に有効なカウンセリング方法の一つです。まずはどのような場面において強迫症状が出現するかしっかりと整理していきます。その後、「曝露反応妨害法」などの介入法を用いて強迫症状を軽減するためのサポートをしていきます。
曝露とは
不快な身体感覚や感情にあえて直面すること。汚染が苦手な人の場合、あえて汚れているものに触れるようなものです。
反応妨害とは
不快感を和らげるためにしている行為をやめることです。汚染強迫の場合、誰かに汚れていないか確認することを控えたり、手洗いをせずに過ごすことです。
とはいえ難しい
曝露反応妨害法は強迫症に効果的なアプローチではありますが、「言うが易し行うが難し」でもあります。カウンセラーが無理強いすることはなく、ご自身のペースでできるよう一緒に検討していきます。一緒に考えていきましょう。
曝露反応妨害をやるとどうなるの?
曝露反応妨害法を通して、不快感に直面するこでどのような変化が起きるのでしょうか。作用機序には馴化など所説ありますが、私は不快感に長時間直面することで「予想と違ってなんとかなった」という体験をすることが変化に影響しているのではないかと考えています。しっかりと長時間不快感に直面することで馴れが生じることも影響しているでしょう。
認知行動療法プログラム
認知行動療法カウンセリングセンターでは以下のようなプログラムを検討しています。回数や内容については変更する可能性もあるためあくまで予定になりますがご了承ください。
1回50分 全10回
料金:1回5,000円
#1 症状の理解、改善法についての説明、目標の検討
#2 強迫症状の把握、自身の症状のパターンの理解
#3 曝露反応妨害法の説明、目標の設定
#4~10 曝露反応妨害法の実施、振り返り、終結と再発予防
#11~ フォローアップ
認知行動療法プログラム実施者について
プログラム実施者は臨床心理士もしくは公認心理師資格を有しており、弊社既定の実施プログラムトレーニングを実施後に模擬面接による試験を通過した者が実施を行います。そのため、カウンセラーによって効果や実施法に違いがないようにしていきます。
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お問い合わせ
https://cbt-mental.co.jp/contact/
担当:岡村優希