The Good Sister
サリー・ヘップワースという人の2021年の作品。翻訳版はまだ出ていないようです。心理スリラーというジャンルですか。Kindle版が安かったので読んでみました。比較的読みやすいし、面白かった。
舞台はオーストラリアのとある町。20代後半の双子の姉妹の物語です。主人公のフェーンの一人称の語りがメインで、ところどころ、もう片方のローズの日記が挟まります。この主人公は光や音に敏感で、人に触れるのも触られるのも苦手な体質です。いわゆる神経症性障害があるようです。ローズがその世話をするグッドシスターなのですが、実は…
図書館に勤めるフェーンの風変わりな日常生活とロマンスは好感が持てて楽しいです。後半はハラハラしますが、ウォーリーとウィロウと三人のハッピーエンドでした。ただし、最後にローズの不気味な語りで終わります。
フェーンの語りの部分とローズの日記の部分とで、フォントのサイズが異なるので面倒でした。日記の部分ではフォントサイズを6にして、メインの部分は4に戻すという感じです。
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