CBO63

ちょいバカおやじの日常と追憶をお送りします

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The Shadows We Hide

 「過ちの雨が止む」アレン・エスケンスの2018年の作品。「The Life We Bury (償いの雪が降る)」の続編です。青春冒険ミステリー。面白かった。ボクの英語力でも物語が自然に入ってくる感じがします。これは3作目も買いですね。  ボクの英語力のレベルを知らされた部分。ジョーがジーニーの遺書を読んで愕然とする、最後のどんでん返しみたいな場面です。何でそんなに驚くのと思って、遺書の文面を2回読みましたが、特に新しい事実もなく謎でした。  正解は内容ではなく文章でした

    • 台風の進路予想

       30年ほど前、朝クルマで通勤するのに聞いていたのがTBSラジオ。森本毅郎スタンバイ。8時から人が日替りでおしゃべりするコーナーがあって、そこで聞いた話。  気象予報士の森田某の、気象庁の出す長期予報よりもある神社の占いの方が当たるという話。お正月だかに竹の筒にもち米を炊いたものを詰めておく。春先にそれを縦に割って、生えているカビの色や形でその年の気候を占うというもの。それほど気象庁の長期予報は当たらないという話ですね。  いまだにボクは天気予報は信用していません。週間予

      • 一度読んだら絶対に忘れない哲学の教科書

         ネオ高等遊民という人の2024年の作品。ゆる哲学ラジオというYouTubeチャンネルの動画で、この本ともう一つ(三冊のシリーズ)の二つをえらく薦めていたのを見て、こちらを読んでみました。  合計60人の哲学者を紹介しています。非常にすっきりまとまっていて、次々に読んでしまいそうになりますが、一度に二人が限度でした。三人目まで読むと、脳のブレーカーが落ちる感じでした。  このなかではニーチェかな。  「…永劫回帰とは無意味さをとことんまで過激に強調した思想として…」  と

        • ほうれんそう

           今朝、とあるYouTube動画を見ていたら気になる部分がありました。時々もたらされる真偽不明の断片的な情報から、物語の全体の流れを推理するというスリリングなシリーズです。この中で、部下がほうれんそうを怠った為に上司の対応がピント外れになってしまった例であると解説されている部分で、ほうれんそうという言葉にひっかかりました。  報告、連絡、相談のあたまを取って「ほうれんそう」と言うわけですが、そもそもこの言葉は、部下からの「ほうれんそう」のない可哀想な上司の作った言葉であろう

        The Shadows We Hide

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        記事

          ブッダが説いたこと

           ワールポラ・ラーフラ著、岩波文庫2016年。原書「What the Buddha taught 」は1959年の出版。難しいです。  ボクは最近、YouTubeでスマナサーラ長老の動画を発見して以来、いわゆるテーラワーダ仏教というか長老派というか上座部というか小乗仏教に興味を持ちました。ガチで悟りを開こうとする人々ですね。入門書としては、スリランカ出身のこの著者の本が良さそうなので読んでみました。  あえて要約すると、当時(今も)人々が信じていた(いる)神や不滅の魂とい

          ブッダが説いたこと

          身近にいたアンチ

           東京都知事選挙を11万票7位で終えたひまそらあかね候補。残念だけど、放送禁止用語の身でお金もかけず、ほぼXだけで戦ってこの結果はすごいです。マスコミに足枷を与え、石◯候補らの目論見を狂わせたのは大きな功績でした。  驚いたのはボクの息子が暇空アンチだったこと。せいぜい2万票いくかどうかだろうと言いました。どこかの掲示板で共産党系か何かのアンチの言説を見ているらしいです。お父さんは洗脳されていると言うしまつ。  息子がアンチになった理由に挙げたのは二つ。一つは、暇空茜のキ

          身近にいたアンチ

          Time to Hunt

           「狩りのとき」スティーブン・ハンターの1998年の作品。海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・スワッガーが主人公の冒険小説です。まあまあかな。  映画「ザ・シューター/極大射程」の原作を読んでみたら面白かったので、その続編を買っておいたもの。積ん読がひとつ片付いてよかったなという感じです。  ジュードーチョップで簡単に相手を殺してしまうとか、パラシュートで飛んだことがないのに夜の嵐の中に飛び出すとか、荒唐無稽な部分が楽しいですね。

          Time to Hunt

          ひまそらあかね現象

           東京都知事選挙は、ひまそらあかね候補がぐんぐん支持を広げています。めでたい。X(旧Twitter)で見ている限り圧倒的です。期日前投票で「ひまそらあかね」と書いた投票用紙を写した、誇らしげなポストであふれています。  他陣営は「ひまそらあかね」という言葉が使えないのだから不自由でしょう。知られてしまえば負けなのだから。悪いことをしている、または悪者に味方しているのがバレてしまうのだから。  マスコミはもう手遅れです。ここで、ホリエモン、中田敦彦、田村淳、東国原英夫などが

          ひまそらあかね現象

          心配するのやめた

           ひまそらあかねさんが東京都知事選挙に立候補しました。もちろんボクは応援するし、当選することを願います。  でも無理でしょう。いわゆるナニカグループに加えて、利権主義者が相手です。石丸という人が200万票以上取るのだろうと思います。前回の埼玉県知事選挙では大野現知事が100万票取りました。これが埼玉県にいる利権主義者(+ナニカグループ)の数です。この時は共産党を除く(ほぼ)全ての政党が大野を支持しました。わかりやすいですね。東京都にはその倍の200万票あるのでしょう。この全

          心配するのやめた

          Visual Thinking

           「ビジュアルシンカーの脳」テンプル・グランディンの2022年の作品。あまり面白くなかったけど、とても興味深かった。  バーバルシンカーは物語を好みトップダウンであるのに対してビジュアルシンカーはボトムアップであり、著者は哺乳類に共通の基本的な感情を超える微妙な感情(を表す言葉)はよく理解できないそうなので、面白くないのはしょうがないですね。物語の好きな、感情移入しようとうずうずしている読者が感動するようには書いてありません。  大体全部の段落が研究者やサイエンスライター

          Visual Thinking

          ビジュアルシンカー3

           「ビジュアルシンカーの脳」の原書「Visual Thinking」のKindle版を買って半分ちょっと読んだところです。ここで、ちょこっと異議あり。  著者は1947年生まれのアメリカ人です。ボクより9才年上。オリバー・サックスの「火星の人類学者」という文の主人公だそうです。この本は読んでいませんが読書メーターというところにレビューがあって次のような引用がありました。自閉症スペクトラムですね。  「彼女は視覚的思考や論理的思考は非常に優れていますが、一般の「普通の人」の

          ビジュアルシンカー3

          The Botanist

           翻訳版は2024年発売となっています。M・W・クレイブンの2022年の作品。ワシントン・ポーという警察官のシリーズの5作目。面白かった。  冒頭は日本の西表島のジャングル。とは言っても、あとフグの毒が出たくらいで日本が舞台ではありません。これまでよりマイルドになった感じ。エステル・ドイルとは結ばれるし。捜査陣はポー以外は全て女性。  密室殺人ですか。種明かしされると、なーんだという感じですが面白いです。

          The Botanist

          ビジュアルシンカー2

           「ビジュアルシンカーの脳」の原書「Visual Thinking」のKindle版を買って、まだ6%くらいしか読んでいませんが、どうしても考えをまとめたくなってしまいました。全部読めばボクの疑問というか心配についても書いてあるのかもしれません。  ボクの考えている時のことを考えて、2つの場面を図にしました。自分の内面(の意識している部分)しか見れませんから、これを一般化するつもりは全くありません。 A 考えごとをしている時  内面的な葛藤の処理などです。意識の中でもう一

          ビジュアルシンカー2

          ビジュアルシンカー

           YouTubeで久しぶりに「ゆる言語学ラジオ」を見ました。面白かった、と同時に少し考えさせられました。  テーマはビジュアルシンカー。この動画でおしゃべりをしている二人とは対照的に、世の中には言語化せず視覚的イメージで考える人がいるというお話。画面向かって右側の水野という人の読んだ本をもとに語り合っています。この本の原書を読みたいと思いました。  でも待てよ、「考える」イコール「言語化」ではないか?  ヒトは本能の壊れた動物なので、本能の代替として自我を持った。自我は

          ビジュアルシンカー

          Dead Ground

           「グレイラットの殺人」M・W・クレイブンの2021年の作品。ワシントン・ポーという警察官のシリーズの4作目。まあまあかな。  ボクの本の読み方。20分読んだらKindleを置いて、何か他のことをして、また20分読むということを繰り返します。一日に4〜6回、つまり80分〜120分読みます。短い本なら2週間くらいで一冊読めます。ちなみにボクは暇な年金生活者です。現役の皆様にはお世話になっております。  ところが、あまり面白くない本とか難しい本は途中で放り出すのでもっと時間が

          Dead Ground

          悟りの境地

           ボクはロト6とロト7 を買います。たいてい一口。それも毎回ではなく、キャリーオーバーのある時だけにしています。結構一等が出ています。何億分の一かの非常に低い確率だと思いますが、当たる人がいるのだからと、夢を求めて買ってしまいます。  ところで最近、YouTubeでスマナサーラ長老の動画を発見して、いくつか見ています。悩みや苦しみの無い悟りの境地には憧れますが、そこに至るのはとても難しいようです。  これまで、釈迦の教えを守って修行した人のうち何人くらいが悟りの境地に達っ

          悟りの境地